もう難しい事は考えない事にする
毎日何か考えてるけどすぐに忘れてしまう自分に
そして大切な時間をこの文章を読む事に使ってくれた誰かに聞いてほしくて
最近も相変わらずマイペースに本を読んだり映画を観たりしている。
その都度、何かを感じたり想い出したり考えたりしている。
あまり賢くはないので難しい事は考えてはいないのだけどね。
最近、映画 PERFECT DAYSを観た。
完璧な日々
完璧な日々なんて私にはない。
完璧だと思えるものもない。
この映画の主人公はどんな日々を完璧だと思うのだろう。
そんな事を考えながら観はじめた。
観終わった後、観はじめる前に考えてた事なんて忘れる程に私は興奮していた。
ぼんやりとしたものだったけど、これから生きる為の手掛かりを得たような気がしたのだ。
私達、生物とは
必ず死という終わりが訪れる。
私は物心ついた時からその事を理解しているにも関わらず、貴重な時間の中で毎日繰り返す労働の日々を苦しく辛く思ったり、人に対してイライラし自己嫌悪に陥ったりする。
ポジティブな感情よりネガティブな感情を強く感じやすく日々を台無しにしてしまう事も多い。
心が冷静な時に、死への思いを巡らせると
なんて勿体ない時間を過ごしているのだろうと
後悔の黒い塊が私の心を覆ってくる。
そんな事から脱却したい。いや、抜け出そう。自分次第なのだ。幸せを作るのは自分だけ。
わかっているつもりだったけど、わかっていなかった。
映画は淡々と丁寧な暮らしを描いていた。そこに人間らしい感情が加わりとても素敵な映画だった。
1日1日を丁寧に暮らす事こそが幸せの日々を作るのかもしれない。
それが出来ていないから毎日モヤモヤしているのかもしれない。
日々の小さな出来事、少しの変化を大切に思う時間こそが尊いものなのかもしれない。
思った事を書き留めたり、何が自分は好きなのか見極めたり、自分を知ることが重要なのかもしれない。
映画の余韻とともに感情を垂れ流す。
難しい事を考えず、思った事だけノートに書いた。
清々しかった。
明日から生きれると思った。
死ぬ事は怖い。
目に見えない未来が怖い。
でもわからない未来を考えてもしょうがない。
しょうがないのだ。
最小限の好きなものと好きな人と
変わらない毎日を愛おしく思えるように
豊かな心を育てたい。
狭くても綺麗に整えられた部屋で、手の届くところに好きな小説や詩集を。
毎日好きな人に優しく触れ、笑顔で言葉を。
晴れた日でも雨の日でも、大きく空気を吸い込んで。
いつか終わりが見えてしまう日が来るだろう。
終わりが見えない今は、この瞬間を大切に。
そんな事をふと考えてたのです。