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西尾克洋の奇妙な昔話

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軽く読めるような、でも「おや?」と思うようなヘンテコな話を披露いたします
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#登戸

『ありえない』を集めた、誰も知らない登戸の名所。

『ありえない』を集めた、誰も知らない登戸の名所。

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実家の近所に信じられないような名前のキャバクラがかつて存在した。最初に聞いた時に本当に耳を疑ったレベルだ。

そもそも実家って聞いても例の町だから、キャバクラなんて存在しないって思うじゃないですか。だけどね、これが、あるんですよ。

登戸みたいな町で、誰がキャバクラなんて行きたいって思うかって言うとかなり疑問だと思うんです。ほらやっ

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川崎市民は皆知っている「ゴミ収集車の歌」のちょっと悲しい話

川崎市民は皆知っている「ゴミ収集車の歌」のちょっと悲しい話

地域特有の歌ってありますよね皆さんの地域でしか聞かない、ちょっと変わった曲ってありますか?

地域のコミュニティで継承されている曲でもいいし、こんなCMソングがある!とか、様々なパターンがあると思うんですよね。

例えば私だと、地方に住んでいたのは福島県福島市に居た1年だけなんですけど、ヨークベニマルってスーパーのCMが絶えず流れているんで、嫌でも覚えるんですよ。

「ヨーックベニマル いっちにっ

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稲中卓球部ではなく稲中剣道部所属で起きたとんでもない災難の話

人は共通点があると親しみを覚える
私が育ったのは、川崎市の登戸という街です。

交通のアクセスはとにかく良く、新宿は16分、渋谷にも30分掛からずに行くことが出来ます。

ただ、街として本当にダサいのが難点でして‥。そんな話を以前書いたら案外あの辺りに住んでいたことがある方も居ましたし、地元の後輩筋に当たる方とも偶然にも知り合うことができました。

だから、こうやって地元の話ってしてみるものなんで

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実家を出るとショボいと思ってた地元の町中華の良さに気づくという話

実家を出るとショボいと思ってた地元の町中華の良さに気づくという話

アクセスは良いが何もない登戸の食事情
私は生まれが鹿児島だが、2歳の頃から長きに亘って川崎の登戸という町で育った。

新宿に電車で16分。
閑静な住宅街だがいかんせん何もないところで、生活に必要な最低限以外は何も買えないし、友人に誇れるような場所は学生の頃まで何も無かった。

そんな話を先日書いたばかりだが、そんな評価を受けて自虐的なことを言い続けると割と愛着が湧いてくるというところまでは話したと

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残念過ぎる地元:登戸を語ると何故か愛着が沸く奇妙な話

残念過ぎる地元:登戸を語ると何故か愛着が沸く奇妙な話

登戸はアクセスの良い、静かな町。だが…私が育ったのは、川崎市にある登戸という町だ。

多摩川を挟んですぐ東京で新宿まで電車で17分、渋谷は30分で行けるという好立地であり、小田急線は快速急行というロマンスカーを除けば最もグレードの高い特急が止まる駅でもある。

近くにはタワーマンションが立ち並ぶ武蔵小杉や田園都市線沿いで人気の溝の口もある。立地を見ると本当に恵まれていると思う。

そして、閑静な住

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色々ショボいけど狛江の花火大会に勝てる花火はどこにも無い話

色々ショボいけど狛江の花火大会に勝てる花火はどこにも無い話

狛江の花火大会は夏の風物詩7月も終盤になりいよいよ夏も本番である。

春の訪れは「ヤマザキ春のパン祭り」、
夏の到来は「キンチョーの夏」、
秋はそれほど無くて
冬はシチューのコマーシャル。

日本の四季の始まりはCMで認識すると言っても過言ではない。

そんなわけで「キンチョーの夏」を目にすることが多くなったら夏ではあるのだが、私の地元である登戸、新宿に急行17分で行けるのに妙に人も町も田舎なとこ

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プロ1年目のオフに元木大介が野球教室に来て、登戸も元木も大変なことになった話

プロ1年目のオフに元木大介が野球教室に来て、登戸も元木も大変なことになった話

甲子園のスターが登戸に来るという衝撃

小学生の頃、近所のスポーツ用品店の企画で野球教室を開催することになった。
しかも、来るのがあの元木大介なのだという。

都会から近い割に田舎な気質が強い登戸という町なので、その知らせに騒然となった。

今の野球ファンからのするとピンと来ないかもしれないが、元木大介といえば甲子園のスターで絶大な人気を誇っており、クラスの女子が野球教室の開催でかなり沸き立ってい

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