今日買った本を紹介する〜翻訳関連2冊
こんにちは、makoto です。
今日買った(届いた)本を2冊紹介します。
どちらも翻訳関連の本です。
1冊目は、MONKEY最新号(SPRING 2022)
MONKEYは翻訳家の柴田元幸さんが責任編集をされている翻訳家の翻訳家による翻訳家のための(もちろん、僕のような翻訳本が好きな一般読者が読んでも面白い)雑誌=文芸誌です。
柴田さんは翻訳界の大御所的存在で(勝手に言ってる)、翻訳以外にも大学で教鞭をとられていたり、ご自身でも翻訳にまつわる著作が多数あったり、「翻訳家という職業の認知度と地位の向上のため」日夜奮闘されていらっしゃいます(勝手に言ってる)。
柴田さんが翻訳している洋書は安心印があるようなもの、洋画翻訳界でいうと戸田奈津子先生のような存在かもです(あ、褒めてない?)。
また村上春樹ファンにも馴染みの翻訳家で、柴田さんと村上さんは色んなところで対談をされていたり、共著を出されたりしています。
すみません、しつこかったです。
MONKEYは季刊だとすっかり思い込んでいたのですが、改めて見てみると、年3回(2月、6月、10月)の発行でした。
翻訳関連の文芸誌というコンセプトは、つまりは翻訳の必要な海外文学を色んな切り口で紹介している雑誌だと思って下さい。
今号の特集は翻訳教室。
特に興味深いのは、柴田元幸による翻訳実践演習です。
ある作家の超短篇作品を課題として、ブレイディみかこさん、阿部大樹さん、小島敬太さん、伊藤比呂美さんの4名が事前に翻訳した内容をそれぞれ批評していくという、まさに柴田先生が普段講義をされていらっしゃるような内容が誌面で展開されます。
MONKEYは海外文学が好きな方は是非手にとってみて欲しい雑誌です。
2冊目は、白水社から「『その他の外国文学』の翻訳者」という本です。
『その他の外国文学』というカテゴリーは、某最大手インターネット書店での外国文学のカテゴリーの1つだそうです。
ヘブライ語、チベット語など、英米文学、中国文学、フランス文学などのようなそれなりに出版数も多い言語以外のまさに「その他」の外国語文学が分類されているということで、そうした稀少な(すみません)外国文学の翻訳者9名が、その他外国文学ならではのリアルや苦労、翻訳の裏側を語っています。
ね?めちゃくちゃ面白そうですよね!
読むのが楽しみです。
今日はこの辺で。早速ページをめくっていきたいと思います。
それでは!
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