サラリーマンのおすすめスタンス
とある飲みの席で、とっさに思いついて口にしてみたけど
なかなか気に入ってるコトバがある。
「謙虚さと傲慢さをバランスよく持つことが
サラリーマンとして生き抜くための秘訣」
サラリーマンに限ったことじゃないだろうけど、
「会社に雇われて給与をもらっている」とか
「大勢の人が集まっているところで働いている」
という状況を考えると、特にこのバランスを意識することが
ストレスコントロールにもなるし、
成果を出しやすいコンディションに持っていける、
という気がしている。
ときに人は、どちらかの状態に偏りやすくなる。
「私は、求められていることができていない気がする。周りの人にガッカリされていたらどうしよう。」
「なんで私ばっかり面倒なことをやらされるんだろう。私がいないとどうなっていたことか。よくよく考えたらこの職場は不備が多い気がする。」
「働かせて頂いてる感」と「働いてやっている感」、
このどちらかに極端に偏ると成長しづらくなる。
はたまた会社側にとっては、欠員を出すリスクになる。
この2パターン、キレイにどちらかに分かれるかというとそうでもなく、
謙虚になりすぎて、からの傲慢化、みたいなことがよく起こる。
傲慢というか、「もう会社に理解してもらおうとか思っていないので(怒)」みたいな。
だから私は人事や管理職として、謙虚すぎる=自信がない、自己受容が弱い
という沼に陥ったスタッフを見かけたら、気をつけて声をかけるようにしていた。
「自分は〇〇(社名)の宝、というつもりでいたらいい」
これをこの1、2年、何回も伝えるタイミングがあった。
経営者でもオーナーでもないのにどの立ち位置で言ってんだよ、というのはこの際置いておいて、
選考を勝ち抜いてこの会社に入社し、うまくいかないことはあれども
逃げずに真剣に取り組もうとしている、
そのことにまずは称賛を送りたいと思うし、自分でも認めてほしいところだと思う。
「宝だ」と自称してヘラヘラ傲慢にサボりなさい、
という意味ではないことは当たり前なので、
ここらでいったんひと休みして気持ちを緩めることが
次の階段を昇っていくのに必要だと思うし
謙虚すぎる状態にエネルギー注入だ、と思って伝えている。
ちなみにこれを伝える時の私は
松岡修造さながらの温度感でやってる(体感的に)。
決してバカにしているわけでも上からでもなくて
走ってる横でメガホンを持って伴走しているつもりでいる。
こんな感じで私みたいな上司とか人事とか
あるいはビジネスコーチなどを使って外からの力を借りてバランスを取るのもいいし、
自分で時々立ち止まって
「いやいや私けっこう頑張ってるしな〜、プレミアム社員だしな〜テヘヘ」
ってやるのもいいと思う。
「不満を持って自分の正しさを証明していく」ことに力を注ぐよりは
「結果を出しやすいコンディションを作る」を頑張るほうが絶対的に幸せに近づく。
これには周りの人を適度に信じて適度に切り離すことが必要になってくるけど、
まずは自分を信じてないと始まらないので。
謙虚さと傲慢さ、ですよ。
よろしくどうぞ。
▼「仕事ができる」ステージにいくために、心を整えよう。