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「ふるさと探し」詩


私 ふるさと
みつけました

駅前の 交番前の
小さな カフェで
みつけました

知り合った きっかけは
私の 鉛筆を 
ひろってくれたこと

それから ゆるゆると
付き合いが 膨らみました

二人で お堀ばたの
桜並木で ランチしました

霧雨(きりさめ)の 降る日
始めて 相合傘で歩きました。

毎日 小さなビーズ玉を
ひとつ ひとつ
組み込んでいくような 恋

休日は 公園で 土手滑り

子供のような あなたの
朗らかな 笑い声は
私の 心の氷を 溶かし
やさしい言葉の 雫で
満たして くれました

忘れかけていた
ふるさとの 景色を
あなたの 心の中の絵に
見つけた気がしました

父さん 母さんが 
縁側で 猫と一緒に
スイカを 食べている
ふるさとの
ありふれた 夏の日

その両親も 雲の上へ
旅立って 行きました

私は 独りぼっち・・
心に障子を 立てて
悲しみを 遮断

今 知らない人ばかりの 
東京の 空の下で 
ろうそくの 灯を ともすように 
暮らしてきました

あなたの中の ふるさとは
緑が映え 里山では 鳥が鳴き
竹林が サヤサヤと
セレナーデを 奏でます 

私は そこで 
幼子(おさなご)のように
星空を みあげながら 
夢に抱かれて 眠ります

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