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西野山上 交換小説

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チョップリン西野と脚本家山上ちはる が、交換日記の様に、交換小説を書いていきます。(なるべく)交互に物語を繋げていきます。主に短編。暇な時にでも読んでみて下さい。
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記事一覧

【交換小説】#遮断 2

その時、一人の先生のことが頭に浮かびました。二階堂先生というその国語の先生は、進学校とし…

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【交換小説】 #遮断 1

私は今年で46歳になる独身の男です。高校までは順調な人生でした。いま思うと親元を離れ、あの…

【交換小説】#もらいもの 1

コンビニに行った帰り、またあの人に会った。「あ、どうも」と互いに軽く会釈をして、そのまま…

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【交換小説】#Meet The Choplin 1

チョップリンのことをお話ししましょうか。 チョップリンとは何か。まず何を差し置いても、チ…

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【交換小説】 #待ち時間7

伊藤は先程までの涙や謝罪の言葉もなく、何事もなかったようにカップラーメンの汁を啜っている…

【交換小説】#待ち時間 6

するとその時、ザシッ、ザシッ……という砂を踏む重たい足音が聞こえてきて、止まった。私の顔…

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【交換小説】 #待ち時間 5

「 Kill him !!」 眉毛に殺せと命じたのか?殺される?抵抗?無理な話だ。レジであの理不尽な待ち時間にすら抵抗出来ないこの俺がどうしろというのか?レジ待ち同様、このあり得ない状況を打開する努力もせず、殺されるのを待つのみ。情けない。自分の命は残り1分もないだろう。それと…出るならいまだろ!走馬灯!先走りの走馬灯め…倒れこんだ景色から見えるのはアスファルトに落ちた砂浜のサラサラとした砂のみ。 「hurry up!」 顔を上げてみると、眉毛と伊藤がなにやら揉めている

【交換小説】#待ち時間 4

伊藤との出会いは二十年前、高校の入学式にまで遡る。幼馴染が塾で一緒だったといって連れてき…

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【交換小説】#待ち時間 3

トランクの中から、エンジンがかかる音が聞こえ、車は走りだした。エンジン音に混ざりながらラ…

【交換小説】#待ち時間 2

私は立ち尽くしたまま、心に浮かぶ風景に目を凝らした。サンビーチ。温泉。秘宝館。心頭滅却す…

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【交換小説】#待ち時間 1

レジに並んで既に5分経過した。カップ麺、その一点を買おうと並んだこのレジ。私の前に並んで…

【交換小説】#味付け 3

目を閉じていても、窓の外がだんだん明るくなってくるのが分かる。薄く目を開くと、仕事帰りの…

【交換小説】#味付け 2

「はい、これ飲みますか?」 そこには久枝の兄の同級生で、この病院に勤めている高橋先生が立…

【交換小説】#味付け 1

結局、母さんは幸せな人だったんだわ、と久枝は思った。 夜勤の看護師たちの交代も終わり、明かりの抑えられた待合は、昼間の混雑の想像もつかないほど冷たく静まり返っていた。兄と妹に連絡を済ませた久枝は、硬い椅子に腰かけて、壁に張り出された「入院手続きに必要なもの」という色褪せた紙をぼんやり眺めていた。入所していた施設で体調を崩し、病院に移ってから一週間も経っていなかった。八十八という年齢を考えると何が起こっても不思議はなかったが、長かった介護生活を思うと、この一週間の出来事は何か