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『エッセイのまち』の仲間で作る共同運営マガジン

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2024年9月の記事一覧

負けヒロインがくれた勇気

告白を受け入れてもらえることを勝ち、受け入れてもらえないことを負けと仮定すると世の中には勝ちヒロイン物語が溢れすぎている。 世の中には勝ちヒロイン物語が多すぎて成功しなきゃという強迫観念から人に気持ちを伝えることが怖くなってしまっていた。 しかし『負けヒロインが多すぎる!』は負けヒロインとその後をしっかりと描くことで成功するかどうかは分からなくても、それ以前に自分ができること、特に気持ちを伝えることが大切なんじゃないかと思わせてくれたのでとても勇気をもらえた。 ・・・

Day150→再度草津へ。

10月となりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?こちら関東は、ようやく暑さも和らいできた今日この頃、まだまだ秋の訪れとは程遠い昨今。ちょっとばかりストレスフルな自体が続いたもので、また旅へ出ることに。 昨年(2023年)6月にも草津を訪れたとnoteに書いたが、いろいろ調べるうちにまた行きたくなってしまったというのが事の真相で、そこまで大きくない街なのに興味を惹かれてしまった。 以前にも書いた通り、群馬県草津町は新潟・長野に近い山間の地域で、長野とはごく僅かに接している

【一人朝礼】9月29日〜もう昼なんだけど〜

昼だ。 昨日は3時まで仕事をしていて、泥のように眠ったのだけど 翌朝は7時半起床。 夜中2時になってもトイレに連れていったはずのワンコ先生はケージの中で盛大にお漏らしあそばせていらっしゃった。 今日は「サムネ作成」「noteの有料記事の作成」「YouTubeの企画考察」「明日締め切りのシナリオを出来る限り書く」 今日も今日とて仕事はあるし note書くぞと意気込みながら「とりあえずコーヒー飲みたい」と起き上がった瞬間 隣の部屋の間仕切りカーテンが開く 夫「ドンキ行くよ」

【sora旅】高知への旅③ 四万十川と雲の上の図書館

9月の連休を利用して、どこかに旅に出たい。 日頃の忙しさから現実逃避したい。 朝からドタバタな高知旅。高知龍馬空港に着いたふたりは桂浜で至福のひとときを過ごし、次なる目的地を目指す! 目指すは、今日のお宿 四万十川源流を望むテラスや、美味しいごはんを炊くおくどなど、ゆったり過ごすのにピッタリのお宿で、色んな体験が出来て連泊にもおすすめのホテル。とても楽しみにしていたホテルなのに、 バタバタさん御一行は、またまたチェックインの時間に間に合わない予感… 実は、桂浜を出て呑

デコボコ月夜、2歳の娘と手作りで挑戦。

澄み切った秋空に、まん丸の月が輝いていました。 黄金色のさつまいもが、キッチンに甘い香りを漂わせています。 十五夜の夜、私は娘と一緒に、お月見団子を作ることにしました。 黄色いエプロンを身につけ、キッチンに立つと、「〇ちゃんもー!」と娘が私の足元に駆け寄ってきました。 待ちきれない様子です。 今年のお団子は、2歳の娘にも安心して食べてもらえるように、さつまいもを裏ごしして作ることにしました。 牛乳を少し入れすぎたせいか、生地はやや柔らかめ。 大人の私でも、ちょっと苦戦しな

【sora旅】高知への旅② 桂浜で中秋の名月

9月の連休を利用して、どこかに旅に出たい。 日頃の忙しさから現実逃避したい。 朝からドタバタな高知旅は、まだまだ始まったばかりだ。 高知に着くまでのお話はこちらから↓ 高知龍馬空港に着いたのは、もうすぐ16時になろうかというころ。 すぐに空港でレンタカーを借りて、竹林寺へ向かった。 NHKの朝ドラ、牧野富太郎博士を描いた「らんまん」で人気となった、高知県立牧野植物園(5時で閉館のため、翌日の楽しみに)のすぐ脇にある竹林寺は、美しい庭園が有名な、開創1300年の歴史ある

【sora旅】高知への旅① 朝からパニック!

9月の連休を利用して、どこかに旅に出たい。 日頃の忙しさから現実逃避したい。 最近は旅の計画ばかり立てている。 「JALのどこかにマイルを使って、どこか行くのはどう?」 昨年からせっせと貯めているマイル。 友人に誘われ、毎日何気なくスマホをスクロールしていて、見つけてしまった。 高知・四万十・仁淀川 四国には、まだ足を踏み入れたことがない!(その他にもまだまだ未踏の地はたくさんあるけど) 画面に出てくる美しい風景、それだけでも癒されるのに、これを目の前で見られるの

いでよ、分身

「ママがもう一人いたらいいのに」 次女が言った。 我が家の双子は二卵性なので、長女と次女の性格はずいぶん違う。真面目で自立心旺盛な長女と、甘えん坊でちゃっかりさんの次女。正反対と言ってもいい二人だけれど、喧嘩をしつつもなんだかんだうまくやっている。 そう、7歳になってなお甘えん坊な次女は、ママに甘え足りないらしいのだ。 「ママがもう一人いたらさあー、もっといっぱいくっつけるのにぃー。ぎゅーできるのにぃー」 身をくねらせながらわたしの体にまとわりつく。甘えん坊なだけで

音楽で彩る、秋の短いエッセイ|スピッツ「楓」

秋の音楽はほかの季節にくらべて、ひっそりと静かな曲が多い気がする。 春の浮かれた陽気が漂うサウンドや、夏のお祭り感もなければ、冬みたいにクリスマスや年末のイベントにちなんだ楽曲があるわけでもない。 それでも秋には、あの肌寒い風が吹き寄せる季節だから、涼しげな空気にあてられながら歩いていく夜だから聴きたくなる、静かで寂しげな「秋」の曲がたくさんある。 自分にとって、そんな「秋」の季節に ふと聴きたくなる曲が、スピッツの「楓」。 一聴しただけで、どうしようもない別れを連想

呼吸が変われば心も変わる

深く吸って、長く吐けるよう呼吸筋を調整するヨガのレッスンを受けました。 人は一日に二万回も呼吸しているそう。 酸素を取り入れて体の隅々へ、細胞のひとつひとつにエネルギーを巡らせています。 当たり前だと思いがちな呼吸。意識することは少ないけれど。 エネルギーがうまく回らなくなると、とたんに体や心の不調を感じてつらくなる。 「あー、しんどいなぁ」 と感じるのは呼吸が浅くなっているとき。 無理をしているから。焦っているから。イライラしているから。いつもの自分じゃないから。

窓側は空けておいたよ 本当は誰かの特等席だから

世界を統べるのに必要な力は、超人的なパワーでもなく、恐るべき武器でもなく、信号機を自由に点滅できる力かもしれない。 それほど、拠り所にしているルールを信じられなくなったときの人間はあまりにも脆く、何もかもを穿った目で見るようになってしまう。 赤青黄色の光を目にすると、誰もが思い浮かべる信号機。夜道を歩いているときにふと仰ぎみると、とても人工的な色彩で、ふと怖くなる瞬間がある。 それにしても、これからどれだけ文明が発達したとしても、あの形の信号機のままなんだろうか。 も

ドラマ「団地のふたり」

NHKBSのドラマ「団地のふたり」 幼稚園から半世紀以上続くつきあい。幼馴染の奈津子と野枝は、出戻って、団地で実家暮らし。2人のなんてことない日常が描かれています。 小林聡美さんと小泉今日子さんのお二人と脇をかためるちょっと懐かしいベテラン俳優さんたち。昭和感満載の団地のインテリア。毎週歌われる昭和歌謡。 のんびりとしたテンポの日常が心地いい。 お互いの家でおしゃべりして、一緒にご飯食べたり、マンガ読んだり。  「コンビニにアイスでも買いに行こっか」 小中学生のとき

老いを笑いに変える、人生の応援本!

どうも、とにかく本が好きな喜木凛(ききりん)です。 『へろへろ』という本を読んだことはありますか? 私は、1万円選書というサービスで初めて知りました。 『へろへろ』は、介護施設の立ち上げに巻き込まれた編集者の痛快なエッセイです。 副題にある通り、雑誌『ヨレヨレ』と「宅老所よりあい」の人々の物語。 読み出したら止まらず、私は一気読みしてしまいました。 たまたまですが、9月は認知症月間ですし、ぼけても普通に暮らしたいというテーマもあり、タイムリーでした。 ただ、介護

フリーランスの食事事情

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