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2023年6月の記事一覧

遠野南部氏の時代(江戸時代の遠野)

遠野南部氏の時代(江戸時代の遠野)

 明治34(1901)年に、本校が、岩手県内三番目の旧制中学校として誕生した背景には、遠野の地にあった、江戸時代、特に幕末期以来の教学尊重の伝統がありました。

遠野南部氏 江戸時代、遠野の地を治めていたのは、遠野南部氏でした。
 遠野南部氏は、盛岡藩の領主であった南部氏(「盛岡南部氏」。歴史的経緯を踏まえると「三戸南部氏」)を宗家とする一族です。
 そして、遠野南部氏は遠野の地1万2500石(遠

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『ハリネズミと金貨』

『ハリネズミと金貨』

六年前、カフェの店主に手紙を書いた。
前の晩に、ちょっと泣きながら。
店主のブログを最初から読んで、
心に残る言葉をメモして、
何年か分の店主の言葉をかみしめ。
感謝の言葉を手紙に書いた。



ある日、そのお店の横を偶然クルマで通り過ぎ、私はひとめぼれした。緑色の外観にマトリョーシカのイラストが描かれた看板。とっても気になる!お店の情報を早速チェックするとロシア料理のカフェとのこと。その日から

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夜光貝のひかり(文研出版)発売日決定

夜光貝のひかり(文研出版)発売日決定

2023年6月22日(木)、二冊目をやっとお届けできます!

美しすぎる表紙は憧れのげみ先生に描いていただきました🙇

~あらすじ~

舞台は奄美大島。
夢を諦めた小学校六年生の少年・彼方(かなた)が夏休みに南の島・奄美大島で出逢ったのは、記憶をなくしたという幽霊少女のルリだった……。
記憶さがしのなかで、二人が最後に見つけたものは?
夢と約束、ボーイミーツガールを描いた真夏のファンタジー。

こちら後宮、華の薬湯屋【第一話】

こちら後宮、華の薬湯屋【第一話】

あらすじ(ラストまで)

補足:みどころ(キュン・エモさ)

①    主人公・海里は中性的な美人なのですが、男性に免疫がないため男湯を見るのが恥ずかしく、「顔に醜い傷があるから」と嘘をついて麻袋を被って湯屋の仕事をしています。
アクシデントが起こって、麻袋が脱げた海里の顔に顔を赤くしてしまう男性陣のシーンはとてもエモいと思います……!

②    また、海里は宦官というテイで働いています。それゆ

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『すばる』(7月号)に掲載されている「ウクライナの核危機 林京子を読む」シンポジウムの構成を担当しました。

『すばる』(7月号)に掲載されている「ウクライナの核危機 林京子を読む」シンポジウムの構成を担当しました。

こちらは2月23日に神奈川近代文学館で行われたものです。登壇者は下記のメンバー。

川村湊(文芸評論家)、青来有一、宮内勝典(作家)、村上政彦(作家)、森詠(作家)

林京子の問題意識を引き継ぎながら、いま、目の前にある戦争のことを文学者としてどう考えるか、が主題となっています。

中上健次が林京子を「原爆ファシズム」と批判した問題や、「湾岸戦争に反対する文学者声明」のときと現在の状況の違い。その

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