子育てに"負けるが勝ち"はかなりありかもしれない
こんにちは。櫻子です。
中3男子、小1女子のママをしているADHD気質ありのHSPです。
わたしは苦手なものが結構あります。
本気で苦手なものが役に立った今日のできごとです。
小1娘ちゃんが、パズルをやりながら半べそでした。
うまくいかないからイライラしたようです。
問題のパズルはこちら。
わたしはもっのすごく苦手で、人がやってると「よくできるなー」と本気で毎回感心します。
中3息子くんは、秒でできたりはしないですがひょいひょいと揃えます。
毎回「まじかー、すごいねー」というと、あからさまではない、こっそりのドヤ顔が見られます。
娘ちゃんの半べそわかるなーと思いつつ、わたしは「マミは絶対できないよ」と心の底から本気でいいました。
(癇癪になったらやだからフォローしとくか、とちょっぴり思ったのは認めます)
なんだか響いたようで。
だんだん泣き言を言わなくなり、パチパチパチパチという音だけが響きました。
その合間も、「やり続けてるのがすごいよ。マミは2秒でもうやだよ」とか「絶対できない」と言い続け、挙げ句の果てに「100%できない自信があるね」と言ったら、娘ちゃんに「それって自信って言わないでしょ」なとど訂正され。
不意に「あ、できた」。
めちゃめちゃ晴れやかな顔をしています。
「これ、得意技にしよう」と言い出しました。
さっきまで半べそだったのに。
「30分でできたかな?」
「そんなかかってないよ」
「20分?」
「ぜんぜん」
「じゃ、15分かな」
「どうかなー、でもそんなに集中できるのもすごいよねー。マミは絶対ダメだー」と言ったら。
「諦めなければできるんだよ」
だそうです。
さらに加えて、「マミだってさ、諦めないでパチパチやってたら、できるんだよ」
そんな会話をしていたら、(多分ちょっとヤキモチ妬きました)中3男子が手を出してきて、一回崩したパズルをパパパパっと揃えてしまいました。
せっかく娘ちゃんが得意になってるんだから、持ち上げといてくれたら平穏無事なのにーとちらと思いましたが、
「まじかー、すごいなー。早いなー、意味わかんない」とやっぱり本気で感心してしまいました。
そんな、お兄ちゃんの子どもっぽい所業も、
よっぽど自信がついたのか娘ちゃんは気分を害すことなく、また息子くんが崩したパズルを娘ちゃんが黙々とパチパチして、「できた」とのこと。
そして、ふんふんと鼻歌混じりの軽い足取りで「頭使うと頭痛くなる〜。ねむーい」と自ら寝る準備を始めました。
(いつもは散々声かけてもなかなか動かないのに!)
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お手本に見せかけて「見てたらできるんだよ」なんて言いながら、子どもに見せつけちゃうこと、たまにあります。
逆上がりとか、やっちゃいました。
どっかで親として「すごーい」と思われたいというちっさい性根がやらかしてましたが、大失敗だったと気づきました。
小1の娘ちゃんは雲梯はガシガシやりますが、逆上がりはできないです。
(わたしは雲梯はできないことないけど、筋肉痛になるのが嫌で「大人はできないんだよ」と宣言してました)
九九だって「はよ覚えた方がいいよ」と勧めても頑なに拒否され、耳を塞がれるる始末。
親はお手本を見せるよりも、「こんなことできるの?すごいなー」と感心しまくる方が子どもは伸びそうです。
頑張ってることは認めてほしいし、できたら「すごいな!」って褒めてもらいたいですよね。
そして、それがするっと自信につながり、
「あれも挑戦してみよう」というモチベーションにつながるかもしれない。
いろんな人がいるから、全ての人に共通ではないかもしれないけれど、少なくとも我が家の子どもたちは、「すごいなー」というと得意満面、嬉しそう。
「も、いいんじゃない?」と言っても止まらない勢いです。
我が家の子どもには、負けるが勝ちはかなりありかもしれない。
負け続けるのはあざとすぎかな。コントロールになってしまう?
としたら、ヨガと身体の知識、前屈だけは、絶対に負けないでおこう。
(後屈は普通に負け負けです)
読んでくださって、ありがとうございました。