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魔法のドリル#2 NOという境界線

コミュニケーションは、相手とステップを踏むダンスだ。 今日は「こじれないNOの伝え方」の著者で、ティーンズポストの代表をされている八巻香織さんのアサーティブネス講座を受けて学んだことをドリルとして書き留め、これから「コミュニケーションというダンス」のステップを覚える練習を何回かに分けてしていきたい。 最近、うまく断ることができずにもやもやしたことはありますか? NOを伝えると関係がこじれると思っていますか? ということで、今日は「NOを伝える」ダンスのステップです。

    • 魔法のドリル#1 自分でできるコーチングーGROWモデル

      魔法の質問に答えていったら、人生の謎を解くように、私が生きるに値する人生を創造できるかもしれないー そんな質問たちを集めて、魔法のドリルを作りたいと思いました。 初回は、コーチングの基本スタイル。GROWモデルに沿った質問を集めてみました。これに答えていくと、コーチングのような効果を得られる、というのがこの記事の目的です。 GROWモデルとはギャップ分析のひとつです。「Reality:問題」をひとつ選んで左下に、「Goal:目指すゴール」を右上に書き、問題からゴールを矢

      • 共感サークルが退屈でなくなった時-深い他者共感の経験

        NVCには共感サークルというゲームのような練習がある。 輪になって、話し手の話を聞き、本人の感情やニーズをみんなが推測して、感情とニーズを本人にプレゼントする、というもの。 実は私はこの練習が「退屈」だった。 自分が話し手の時なら―聞き手に私の感情やニーズを選んでもらわなくても、最後は自分で決めるし。それは自分にとっては既知のものだし。 自分が聞き手の時なら―相手の感情やニーズをいくら一生懸命推測したとて。最終的に選ぶのは本人。そのプロセスは外側から見ても分からないし。

        • 怒りについてのまとめ

          怒りの研究はライフワークみたいなものだ。 怒りとお酒でずいぶん人生を無駄にしてきたから。 そんな私が、ようやく怒りについて一番しっくりくる説明に出会ったので、これで怒り研究シリーズは最後にしようと思う。 怒りには2種類ある結論。 怒りには2種類ある。 1.純粋な怒り 2.心をガードするための怒り 1については健全な怒りなので、問題になることはない。体が危険に冒されているときなどに怒り戦い身を守るのは、体を持った動物として生きていくための生存本能だ。 問題になるのは、2

        • 魔法のドリル#2 NOという境界線

        • 魔法のドリル#1 自分でできるコーチングーGROWモデル

        • 共感サークルが退屈でなくなった時-深い他者共感の経験

        • 怒りについてのまとめ

          怒りについての考察2-怒りは哀しみ

          怒りは哀しみだといいます。 トラウマ的な記憶かもしれません。 私の怒りをテーマに、私の人生を別の人生に投影して物語るワークをしました。 私は言葉の喋れない犬を、私を投影する主人公にしました。 そのトイプードルは生まれてすぐ尻尾を切られた。トイプードルはその方がテディベアみたいで売れるから。生まれてすぐのその経験は、ものすごく痛くて怖くて、とてつもない死の恐怖を感じるトラウマとなった。体が凍りついてどこにも逃げられない。 お母さんや兄弟とも生まれてすぐに離され、暗くて

          怒りについての考察2-怒りは哀しみ

          怒っている時、本当のニーズを満たせるか

          怒っているとき、それは傷つけられた時。 怒っているとき、それは相手になぜそんな失礼なことができるのか分からない時。 怒っているとき、それは自分の境界線が侵されている時。 最近あった3つのことから、怒りの奥の本当に満たしたいニーズについて考えた。 人間関係の事故人と関わると、相手の過失100%の事故のようなものに遭うことがある。 最近もそんな事故にちょいちょい遭っている。 この時、傷ついた自分を自分で十分に癒し(決して事故にあった自分を責めてはいけない)、 事故だ

          怒っている時、本当のニーズを満たせるか

          この先やっていきたいこと

          私は今、NVC(Non-Violent Communication-非暴力コミュニケーション)が、心の世界に特段興味を持っていない、いわゆる「普通の人」に通用するのかどうか、誰の人生にも良い影響を及ぼしうるメソッドなのかどうかに興味がある。 だから今、会社で、NVCを全く知らない人たちに、Googleの大義名分を借りて「心理的安全性って企業において超大事だよね」とNVCの勉強会を始めてみた。初回の参加者の感想はとても好評で2回目の希望も出たので継続しようと思う。 ところで

          この先やっていきたいこと

          自分でできる自己共感の練習

          うつ病などカウンセリングでよく用いられる認知行動療法(認知のゆがみに気づき、変容するやり方)と、NVC(Non-Violent Communication)を掛け合わせ、ひとりでできる「自己共感」の練習法を考案しました! これ個人的におすすめです。 やりたいのは、自分の感情に気づき、寄り添うこと。 このワークで、意外な発見があるかもしれません。 「自己共感の練習」のやり方最近「快」を感じた出来事と、その時感じた感情を、思いつくだけ書き出します。 (例1)久しぶりにヨガ教

          自分でできる自己共感の練習

          非暴力コミュニケーションNVCとは

          NVCについて全体像をざっくり解説したものが見つからなかったのと、NVCを知らない人にどう紹介できるかという自分の中の整理のため、簡単な説明を試みます!(興味が出たらぜひ本を読んでみてください) NVCとはNon-Violent Communication(非暴力コミュニケーション)の略で、1970年代に、アメリカの臨床心理学者マーシャル・B・ローゼンバーグ博士によって体系化されました。 「非暴力」と聞くと、ガンジーの非暴力主義が思い浮かびます。インドには紀元前、宗教が生

          非暴力コミュニケーションNVCとは

          怒りを認知する

          怒りは私にとって人生のテーマのうちの一つだと思う。 ふと自分にメタ認知力がないことと、私の抑えきれないほどの怒りは、関連してるんじゃないかって気がした。 そのことをメンターの先生に相談したら、以下のやり取りの中でやっと繋がった感覚、理解できた感覚があった。 「じゃあ一緒に考えよう。あなたが怒っている時、どうメタ認知を生かす?」と先生に問われた。 ー怒りは解釈の歪みが原因。だから、メタ認知で客観的観察をし直して、事実を捉え直す? ……いやいやいやいや!絶対に無理! 怒りは

          怒りを認知する

          子供の時に分かったこと

          シャバアーサナ中にふと、小学校に上がる前の感じを思い出していた。私はあの頃、この世界がとても珍しかった。目があることによってこの世界が分かって、耳があることによってこの世界が分かって。そのことが凄すぎて凄すぎてすさまじすぎて怖かった。明日の朝、もし目が見えなくなったら、耳が聞こえなくなったら、もしくは二度と目覚めなかったら…と思うと怖くて夜眠れなかった。それくらい自分の体を畏怖してたし、深く愛していた。大切に思っていた。 でも長く生きるうちに、目で見ることも耳で聞くことも当

          子供の時に分かったこと