ぶきっちょな僕の言葉　1340日

混ぜて捏ねて握って丸めて

切り取り貼り付けレ点赤点濁点点々

付け足したら蛇の足

単純な言葉で今の感情を

言い表せたら理想だが

なかなか上手くはいかず

いつもたいてい括弧つけてばかりの

注釈付きの心模様

頭の中では伝えたい言葉は

ちゃんと並んでた筈なのに

話しだせば頭の中は真っ白

あたふた緊張舌足らず

足らぬ文言にいつも聞き返されては募る悲しみ

結局ダンマリどうしようもない心模様

言葉に振り回されて

言葉にかき混ぜられ

言葉に翻弄されていく

話さなければ成り立たない関係性の上にいる

君と僕と言う存在

なるべくならば滞りなく伝えたい思いの形

つっかえては引っかけて

躓いては消えてしまうあれこれ

つぎはぎだらけのフランケンシュタインのような

醜い有り様な僕の話っぷりを君はいつも辛抱強く

聞いてくれているよね

それがたまらなく僕には救いになっている事を

君自身は気づいているのかな

君の優しさのおかげで僕は僕をまだどうにか

嫌いにならずにすんでいるんだ

そうして今日も僕はぶきっちょに君に

今日一日の出来事を話し始めるんだ

出鱈目かもしれないし大袈裟かもしれない

だけども僕は僕なりに一生懸命に

話したい事を言葉に変えていく

それを笑わずに聞いてくれる君がいるから

僕は僕をどうにか嫌いにならずにすんでいるんだ

君の存在は僕にとってとても大きな存在だ

ありがとう