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恐ろしい雨降りの夜に思う事

小さな雨粒も集まれば恐ろしく

流れ始めれば次第に濁流と化して

降り続く雨音も

また獣の様にけたたましく吠え唸り始める

可愛らしい風貌から荒々しい相貌へと激変

土砂降りびしょ濡れ警戒警報発令

打ち付ける様に

叩きつける様に

雨が降る

街を濡らす

抗えない自然の脅威

飲み込まれたらどうしよう、、

非力な僕にはどうしようもなく

きっとこのままなすがまま

瞬く間に流されるまま

流されてしまうだろうに、、

まだ死にたくはない

あぁ危ないと本能が告げたのであれば

二の足を踏む前に動きださなければ

手遅れになってしまう

だからってどこに逃げようか、、

迫ってくるは大量の雨粒濁流

頭の上からはとめどなく隙間なく

打ち付ける様に絨毯爆撃かの様に

降り続く雨をどう回避して

逃げられようか、、

既に目の前に迫ってきている危機的状況

僕の脳みそが逡巡している間も

ザアザアザアと雨が降る

街は飲み込まれていく

川の水量は増えて増えて

土手からその一端が

溢れ始めてきた

あぁ雨音が僕の迷いを

濡らしていく

飲み込んでいく

答えは出ているのに

臆する程の雨足が

怖くてたまらない

怖くてたまらない

このまま嵐が

過ぎないだろうか、、

僕は願う事しか

できないでいる、、

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