寒い夜は温かい布団の中で 1290日
寒い夜
潜り込みたいのは温かい布団の中
でも、電気毛布を付け忘れたりした際の
ひんやりとした布団の絶望感と言ったらないので
一日の最後にまさかの反省会なんぞをしなければ
いけなくなるからそんな事がない様に
事前に準備をして幸せな状況を確実に
作り上げておかなければいけない
冷えた手足がじわじわと温まっていくのは
至極、幸せだ
気持ちよさが眠気につながり
瞼を閉じてから数分後には
夢の中と言うのが理想的
寒い冬が訪れる
窓がカタカタと冷たい雨に震えるのを
聞きながら過ごす夜はすごく長く感じるから
眠気が体全体を包み込んでくれるのはありがたい
我儘が叶うのならば次に目が覚めた時には
今日よりも温い朝に
なっていてくれていないかなあと言う事
それはまだまだ先の事だろうが
寒い朝に起きるのは億劫なのだ
冬眠に入ったクマのように
春先まで寝かせて欲しい
温もりに包まれたまま冬が知らぬままに
終わっていて欲しいと思ってしまう
僕が夢見る中で未だに見てしまう
寒い冬の夜に見る都合の良い我儘の一つだ