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t_and_s_coach
穏やかに過ごしたい
突然鳴り響いた警戒アラート
地震を知らせるアナウンスが
朝6時半の朝の空気を一変させた
寝室に満ちていた微睡みの気配は
一瞬でかき消され
変わりに混乱と緊張
不安と恐怖心で塗り替えられた
どろりとした気持ち悪さ
驚き飛び起き何事が起きたのかと
慌てる頭の中は真っ白だった
枕元の携帯が不気味に震えながら
地震に備えよと狂った様に叫んでいる
揺れているのかどうかすら
分からない目覚めたばかりの
自分を取り巻く状況
部屋は薄暗くカーテンから漏れる
光はきっぱり朝6時半をさし示して
イマボクハナニヲドウシタラヨイノダロウ?
トリアエズケイタイデンワガウルサイカラ
シズカニサセナキャ
地球の片隅に住む僕の日常は
最近なかなか落ち着かない様子で
ふとした瞬間に足元がいつまた
揺れ出すかわからない
昼間なのか夜中なのか
おちおち夢を見る事もままならない
あぁ静かに眠れていた日々が
貴重な時間だったのだと
改めて思い知らされたとある日の朝早く
再びいつまた揺れるのか分からないが
何をどう備えよと言うのだろうか、、
あぁ恐ろしい
穏やかに過ごせたらそれだけで幸せなのに
ままならない世の中だと一人静かに呟く
僕の独り言