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真っ暗な夜

見上げても星は見えない

真っ暗な夜だ

僕は歩いているのか

立ち止まっているのか

ここは建物の中なのか

それとも建物の外なのか

よく分からない

ここがどこかだなんて事は

この際どうでも良くて

僕はどうしていきたいのか

それさえ見つかれば

暗闇だろうがなんだろうが

怖くないのに

だけどいくら

自分と向き合っても

分からない自分の心の形

全く見えない闇の向こう

頭の中で何かを形作ろうにも

結んだ先からほつれていく

冷めているのか

興奮しているのか

悲しいのか

そうじゃないのか

自分と向き合おうにも

目の前が真っ暗では

何も見えない

せめて星の一つでも

見つかれば

それを目指して

歩いていくんだけども、、

僕には見えない星の明かり

僕は果たして生きているのか

そうじゃないのか

確かめようにも

何も見えないのだから

手を伸ばしたって

意味がないのに

何かに縋りつきたい

弱い心が暗闇の中で

僕の耳元で何かしらを呟いている

だからきっとそれがある内は

少しばかり僕はまだ生きているのかもしれない

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