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好きな雨粒 苦手な雨粒

雨が降るとずっと見ていられる

儚くて淡い存在感

見ていると癒される球体的な雨滴

弾ける音に耳を澄ませながら

癒される雨の日も

ザバリザバリと降り注ぐと

途端にその受ける印象は変わる

怖くなって目をそらしたくなるし

外に出るのも億劫だし

あまりにも大量に降られると

逃げないといけないかな?と不安になってしまう

川が溢れて濁流となって流れ込んできたら

果たして僕はどうなるのだろうか、、

傘を打つ雨粒の感触を

柄を握る手から味わう贅沢も

嵐になると打ち付ける雨粒に

凶暴な風も加わり石つぶてや砲丸さまさま

傘は裏返り全身びしょ濡れ

靴にまで染み込みガッポガッポ音が鳴る

落ち着いて味わう心の余裕もなくなり

雨の日が好きだなあと言う気持ちも

グラグラ傾いてしまう

僕は柔らかくて小さな雨粒が好きなんだ

春先のほんのり温かい雨の中を

歩くのが好きなんだ

硬くてうるさい雨粒は苦手だな

濡れるならば優しい方が僕は良い

痛い上に歩くのもしんどくなるくらいの

雨の日は勘弁願いたい

心から楽しめる余裕のある雨降りならば

いくらでも僕は歓迎するのにな

どれだけ続くか分からないが

今回の様な凶暴な雨に願いたくなるのは

早く降り止んでくれないかなと言う事

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