【あがり症】パーツに伝える言葉の大切さ（ＩＦＳ・内的家族システム療法）
大阪で
「あがっていい！お話練習会」を主催している、
ロン毛です。
昨年、私はトラウマの再燃により、
ＰＴＳＤがぶり返してしまいました。
それ以降、トラウマ治療に取り組んでいます。
私が取り組んだトラウマ治療は色々ありますが、
そのうちの一つが、
「ＩＦＳ（内的家族システム療法）」。
今回は、それについて書こうと思います。
ＩＦＳ（内的家族システム療法）ってなに？
そもそも、
ＩＦＳ（内的家族システム療法）ってなんやねん？
ってことなんですが、一言で言えば、
心理システムのフレームワークです。
（トラウマの心理療法でもある。）
公式サイトがあるので、
詳細はこちらをご覧ください。
ちなみに、私はこちらの本を読んで知りました。
（ＩＦＳを考案した、
リチャード・シュワルツさんの本です）
傷ついたパーツを癒す
人は大なり小なり、
傷ついた体験があると思います。
私の場合で言うと、
・幼少期に親から肉体的暴力を振るわれた体験。
・中学生時代にいじめられた体験。
・社会人時代に人前で声が震えてしまった体験。
などですね。
こういった体験をすると、
自分の中に
「傷ついたパーツ（※）」が生まれてしまいます。
※インナーチャイルドと読み替えてもいいそうです。
そして、
その「傷ついたパーツ」をフォローしようとする
また別のパーツも現れたりするんですね。
ちなみに、私の場合だと、
親から暴力を振るわれたことによって、
「他人は怖い」と警戒するパーツが生まれ、
そのビツビクしているパーツを守るための
「”やられる前にやる”パーツ」がいます。
（それゆえ、暴力的ですぐキレる子供でした、、、）
実は、これらのパーツは、
自分を守ろうと必死に頑張っているんです。
しかし、その一方で
“生きづらさ”を生むことも、、、
だから、
そういったパーツたちを内的対話よって癒し、
反応を鎮めてもらうことが大切なんです。
私がやっていること
先ほど紹介した本には、
パーツを癒すためのワークが紹介されています。
しかし私は、徐々にやらなくなりました。
なぜかというと、
セルフケアとして続けるのには、
かなりの集中力が必要なんです、、、
それもあって、
私は自己流でアレンジし、日常使いしています。
私がどんな感じでやっているかというと、
たとえば、自分の苦手な場面に出くわし、
「ウッ！」となった時には、
自分の中のパーツが反応しているとまず気づく。
（それができるように、
自分のパーツのことは事前に把握しておく）
そして、そのパーツに対して労いの言葉をかける。
やっているのはこれだけです。
（マインドフルネスや
セルフコンパッションに近いかも知れません）
私の実感として、
たったこれだけだけでも続けることで、
パーツの反応が鎮まってくる実感があります。
私の気づき
私の実感として、
パーツにかける言葉はメチャクチャ重要です。
これはホンマ。
私は、ＩＦＳを自己流でやり始めて間もないころ、
ビクビクしているパーツに、
「頑張って」とか、
「自信を持って」といった、
励ましの言葉を伝えていたことがあります。
しかし、効果はありませんでした。
これは完全に私の自論なんですが、
上記のような声かけによって、
・頑張らないといけない危険な状況
・自信を持たないといけない危険な状況
というメッセージを送っている気がします。
そうなると、危険はまだ続いているので、
引き続きビクビクする必要がある。
だから、癒しはいつまでたっても訪れない。
そうではなくて、
「共感」や「労い」につながる言葉を伝えることが大切。
そうすれば、
パーツはホッと安心して癒されるんだと思います。
そして、癒されると、
生きづらさにつながる反応も鎮まってくる。
北風と太陽という童話がありますが、
北風のように厳しく接してはダメ。
太陽のようにポカポカ暖かく、
優しく接することで
パーツは癒やされていくんだと思います。
私は、実際にやってみて
そのことを痛感させられました。
最後に
ＩＦＳはいいです。
私は効果を感じています。
（自己流ですが、、、）
なんなら、
ＩＦＳの考え方を知っておくだけでも、
トラウマとの向き合い方は変わってくると思います。
ということで、
興味のある方はぜひチェックしてみて下さいね！
最後に告知です
２月の
「あがっていい！お話練習会」の開催案内です。
◆開催日時：2/9（日）14:00〜16:30
2/23（日）14:00〜16:30
◆場所 ：大阪梅田
参加希望の方は、
以下のサイトよりご応募くださいね！
★２月９日（日）開催分↓↓↓
★２月２３日（日）開催分↓↓↓
私の体験談が
皆さんのあがり症克服の
お役に立てれば幸いです。