【255文字書評】うつ病九段 - プロ棋士が将棋を失くした一年間/先崎学 著 (2018/07)
文庫版
単行本版
将棋プロ歴30年の棋士の、うつ病リアル体験記。
簡単な詰将棋も解けなくなってしまった自分に愕然としつつも、1年後の復帰を目指してひたむきに将棋と向き合う姿が印象的。
症状はヘビーな状態ながらも、淡々と落ち着いた文章で書かれていて、読みやすい。
いい意味で、感情を揺さぶられすぎずに読めた。
うつ病は「心の風邪」ではなく「脳の病気」。
「うつ病とはどういう病気なのか」を理解する助けになると思う。
将棋の知識ゼロでも読める内容。
著者の年齢と近いこともあり、親近感を覚えながら読んだ。
2018年7月刊(2020年7月文庫化)
他の人の感想(読書メーター)
地元の図書館にあるかを検索(カーリル)
#読書感想文 #読書メモ #読書 #書評 #255文字書評
#エッセイ #うつ病 #闘病記 #将棋
#文庫 #Kindle版あり