アメリカ留学経験者がマレーシア🇲🇾とアメリカ🇺🇸の似ているところを見つけてみた
こんなタイトルをつけたが、たかが9ヶ月アメリカに留学した奴がたった2週間滞在したマレーシアについて語る記事である。
大真面目に捉えず、ふーん、そういう見方もあるんだなーぐらいで捉えていただきたい。
この記事を書いた理由
多文化共生というテーマに興味があるのだが、「異文化を知る」というと、どうしても異なることに目が行きがちである。しかし、違う文化なのだから、異なる部分があるのは当然であるので、「異文化の中に共通点を見いだせたら面白いのではないか」と感じた。そこで、日本で生まれ育った一匹の人間として、ソトの人間から見た「アメリカとマレーシアの共通点」を探してみることにした。
マレーシアの概要
まず、マレーシア🇲🇾がどんな国なのか、書いていきたい。
東南アジアの島嶼国(とうしょこく)
また、とあるサイトのまとめが、とてもわかりやすかったので、下記に引用と出典を明記する。
(1)マレーシアの概要と歴史
マレーシアは、赤道近くのインド洋と南シナ海の間に位置する国で、マレー半島とボルネオ島北西部地域の東マレーシアを国土としています。平均気温21~33度、温暖多雨多湿な気候です。国土の約65%がジャングルにおおわれ、珍しい蝶や昆虫が生息しています。ポルトガル、オランダやイギリス、日本の支配を受けましたが1957年8月31日に独立を果たしました。独立以来、国教をイスラム教、国語をマレー語とし、マレー系民族に優先的地位を与える「ブミプトラ政策」をとることで多民族・多文化のバランスのとれた社会を築いてきました。近年は経済面のほか、あらゆる面で先進国レベルの実現を目指しています
(2)基本情報
国・地域名: マレーシア
英 語 名: Malaysia
主要都市: クアラルンプール(Kuala Lumpur)
言 語: マレー語(国語)、中国語、タミル語、英語
宗 教: イスラム教(連邦の宗教)、仏教、儒教、ヒンドゥー教 、キリスト教、原住民信仰
気 候: 高温多湿の熱帯雨林気候
時 差: 日本との時差は-1時間。マレーシアの方が遅れている。
サマータイムはない。
通 貨: (マレーシア)リンギット
査 証: 90日以内の観光は査証不要
パスポート残存有効期間:入国時6か月以上
上記、引用元↓
多文化共生
アメリカは言わずもがな、世界から色々な国の人が集まって構成されている移民と多文化の国であるが、マレーシアも多文化国家である。
19世紀ごろ中国からやってきた人々や、インドからやってきた人々に加え、
近年ではバングラデシュや隣国インドネシアからも、外国人労働者を受け入れている。
私が少し感じた違いというのは、マレーシアで出会った中国にルーツをもつ方々で、少数民族とよばれる人や、中国でも東南アジアと近い海の近くからやってきた人に多く出会ったことである。私がインターンをさせて頂いた学校のスタッフさんは、4種類ぐらいの中国語(方言を含む)を操れるそうである。(凄すぎる)
それに対して、アメリカで出会った中国の生徒たちは本当に色んなところから来ていた。中国にルーツを持つ人は、本当に世界中に散らばっているんだなあと感じた次第である。
言語
マレー語、中国語、タミル語、英語が主に話されている。
KLに行けば、日本語の標記もちらほら見るけれど、都市部から少し離れると、英語とマレー語の占めるウェイトが大きいと感じた。
また、アメリカと違って、マレーシアはイギリス英語であり、語尾に中国語の影響もあって、シングリッシュととても似ている。
(インターン先でぞうきん使っていいですか?と聞いたら、スタッフの人にCan, Can! と言われました。アメリカでは聞かない英語だったので、新鮮だったし、個人的に私はマレーシアの英語もとても好きです。)
車社会
アメリカ同様、マレーシアも車社会である。
イギリス統治の時代に、鉄道が建設され、今でも都市部では鉄道網は発達しているのだが、日々の生活や日常のお出かけには、電車よりも車を使う人が多いように感じた。(休日は、車で家族とショッピングモールに行くのが定番の遊びらしい)
アメリカは右側通行、マレーシアは左側通行であるが、車の車線以外にも私は違いを感じた。
1.ラウンダバウト多め
2.その代わり信号少なめ
3.車、飛ばしがち、優先されがち
この3点である。
以下の地図を参考に見て頂きたい。
円形に進む道路が本当に多かった(笑)
その分、信号が少なく、広い土地を生かして交通渋滞を軽減しているのかもしれない。
自身が車に乗れて、もっと道のことを知っていたら、より多くの気づきが得られたかもしれないが、車に乗らせてもらうだけで、日本やアメリカと道路が全然違うことが感じられた。
また、アメリカでは歩行者優先というイメージが強かった。
信号のない場所で歩道で人が待っていたら、車が道を譲ってくれることが多かったが、マレーシアは日本同様、車のほうが優先されていそうな印象を持った。車に乗っていると、横で爆速でかっとばしてくる車を見ることもあって、少しヒヤヒヤしたのを覚えている。(信号を気にしなくていいからかもしれないが)
電車事情についての違い
アメリカ
シアトルのリンクライトレールは信用乗車方式をとっており、駅に改札や駅員さんが居らず、時折抜き打ちチェックが入るという方式だった。
マリナーズなどの試合がある際は、日本のラッシュアワー並みに混むことがあったが、駅は全く混雑していなかったのは、改札が無かったからかもしれない。
マレーシア
それに対して、マレーシアは日本と同じで改札があった。日本のようにプリペイド型のICカードを使い電車に乗れるのだが、駅によっては機械の反応が悪く、1人が改札を完全にわたり切らなければ、次の人が改札を通ることができない所もあった。
一度、ラッシュアワーにぶち当たり、改札を通るだけで5分以上かかったこともある。
食生活
アメリカの食事は、塩分や糖分、脂質が多いことが多く、食生活の偏りや肥満が社会としても問題になっている。
アメリカに留学していた際の食堂については、もし興味があれば、以下の記事を参照して頂きたい。
マレーシアの食事についてであるが、その前に「マレーシアが糖尿病大国」であるということをお伝えしたい。
日本語学校の先生もおっしゃっていたのだが、どうやら糖尿病が国民病とまで言われているそうで、マレーシアで2週間滞在した際に口にした食事をとっても、糖質、脂質が多く野菜が少ないという特徴があった。
以下は糖尿病に関する記事である。
マレーシアでは、成人の約31%が糖尿病に罹患するという統計データも存在する。
こちらは日本の糖尿病に関する記事である。
ここで、アメリカに留学していたときも、マレーシアに滞在していた時も、私は「日本で育ったことで、野菜が足りないという体のセンサーが起動することにありがたみを感じた」
もともと、肉中心の生活で育ってきたのならば、栄養が偏っていてもそれに気づくことなく、結果、病気になってしまったり、体調を崩してしまう原因になるかもしれないが、日本で野菜、魚介類、海藻などをまんべんなく摂取できる料理を食べて育ったことで、「何かが足りていないと、これが食べたい!」と思える体になっているということに感謝した。(例えば、野菜不足であれば、サラダが食べたい!など)
また、辛い食べ物もたくさんあり(私は食べられないので注文しなかったけれど)、マレーシアのすき屋では、唐辛子たっぷりの牛丼やスパイシーラーメンなども売っていた。
マレーシア、もしやポッキーみたいなお菓子の激戦地?!
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