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迷えるアラサー男子の転職体験3:「このままでいいのか?」の行きつく先
こんにちは!ぶぶおです。
今回は、前回の続きを記載しています。
パート2を読まれていない方は、先に以下の投稿をご覧いただけると嬉しいです!
⏳同じ過ち
会社を辞め完全に無職になった私は、焦りから再び建設コンサルタント業界を目指しました。地元企業2社に応募し、スムーズに最終選考まで進みました。しかし、内定をもらう直前、「このままこの道で将来を確定していいのか?」という不安が再び湧き上がりました。
そしてその悩みはどんどんマイナス思考になり、何をやってもうまく行かないと悲観したり、やりたいこともないもどかしさに自分が生きてる意味さえ見失いました。
そして私は結局、内定を辞退し、再び迷いの中に舞い戻ってしまったのです。
💭初めての鬱体験
その後、気づけば何も手につかず、毎日ベッドに横たわる日々が続きました。ハローワークで失業手当の申請を行う以外、外に出ることもなく、無職という現実が自分の無力感を一層強くしました。「どうせ何をやってもダメだ」「生きる意味がない」といった思考がぐるぐると頭を巡り、食欲も睡眠も失われていきました。かつての自分はどこにもいなくなり、抜け殻のようでした。
退職前の自信はどこかへ消え、そこには別人の自分がいました。
何者かになりたいといっていた自分が、「もう死にたい。」と思うばかりでした。
そんな中、母からの電話がきっかけで、亡くなった兄のことを思い出しました。
実は28歳の時自殺した二つ上の兄がいるのですが、この経験がある自分は、自殺して悲しんだ経験を思い出しました。そして今電話している母もその時そうでした。そして、丁度今自分が28歳です。
兄が鬱になった理由は私と同じではありませんが、なんとなく「お前は生きろよ」と兄が経験として残してくれたのかなと勝手に想像しました。
このままではダメだと感じた自分は精神科に行き、薬をもらいました。
初めてなので、薬に頼ることには抵抗もありましたが、症状は少しずつ軽くなり、心の整理を始めることができました。
🤝➡❌内定するも辞退
私は自分の進むべき道を改めて見直しました。当時の私はまだうつ病の症状も完全には回復しておらず、「できることを基盤に、一歩ずつステップアップしよう」という現実的な視点を持つことにしました。そこで、これまで超大手完成車メーカーの下請け企業にいた経験を活かし、超大手メーカーに狙いを絞って転職活動を開始しました。
退職から半年が経過し、応募に対する自信を持てず、うつ病の影響もあって一つ一つの行動に躊躇していました。しかし何とか書類を送り、某大手T社を含む複数の総合職選考で書類選考を通過しました。面接を進める中で3社から内定をいただき、その提示された年収や条件は驚くほど魅力的なものでした。しかしその一方で、不安が頭をもたげ始めました。
「高学歴の人々に囲まれて自分が通用するのか」
「英語力の不足は問題にならないか」
「引っ越し先でまたうつ病が再発しないか」
「そして同じ職種で自分がまた悩むことにならないか」
そんな考えが止まらなくなり、結局内定を受け入れることができませんでした。
🎯自己分析と新たな目標
「やってしまった。行けばよかった。自分はなんてバカなんだ、何回同じことを繰り返すんだ……。」内定を辞退した後、私は深い後悔に苛まれ、自分自身が分からなくなりました。
しかし、このままではいけないと思い直し、改めて自己分析を始めました。そして気づいたのです。これまでの転職活動は、「何者かになりたい」という漠然とした焦りに突き動かされたもので、そこに現実性や明確な目的が欠けていたことを。その結果、どの選択をしても後悔するという悪循環に陥っていました。
この反省を踏まえ、私は「夢中になれることを探す」という新たな目標を掲げ、少しずつでも前に進む決意を固めました。それは一見当たり前のことに思えるかもしれませんが、私にとっては大きな気づきでした。なぜなら、これまでの私は、向いている仕事や夢中になれる何かが、努力せずとも突然降ってくるような感覚で考えていたからです。その結果、目の前の課題から逃げ、無計画に退職するという選択を繰り返していたのだと思います。
そして、周りを見渡してみると、起業やフリーランスとして成功している人々は、好きなことや得意なことに夢中になり、それを仕事につなげているのではないかと感じ始めました。そう考えると、自分の立ち位置やこれからやるべきこと――つまり、「夢中になれることを探す」というシンプルな目標が、はっきりと見えた気がしました。これまでの考え方を改め、現実に根差した行動を取ることこそが、自分にとって最も重要な一歩だと理解したのです。
🌈広がった景色
夢中になれる事を探すを決めてから、私はとにかく何者かになりたいではなく、何かに夢中になれるよういろんなことにチャレンジしようと考えるようになりました。
今始めているブログもその一つです。始めて見ると、私なんかよりもはるかに壮絶な人生から立ち直った人、同じような道を歩んでいるが自分なりに答えを見つけ生きている人、同じようにもがき苦しんでる人、様々な知見を知ることができ、勇気をもらえています。
なにより同じようにやりたいこと、夢中になりたいことを探している方たちの記事を見て、私もゲーム配信やDJ、旅行Vlogなど、新しいことに挑戦してみたい気持ちが湧いてきました。それらを実現するためには働くことが必要だという思いも生まれました。これまでただ「自分に合う仕事」を探すだけだった転職活動が、少しずつポジティブな方向へと変化していきました。
🚀転職活動の終わりと新たな一歩
そこから私は、「夢中になれることを探す」という目標を掲げながらも、現実的な条件をしっかりと考慮することにしました。「無理なく働ける環境」「休みがしっかり取れる」「収入が前職より良い」
これらを基準に仕事を探し始めました。その結果、大手化学系企業から内定をいただき、長く続いた転職活動をようやく終えることができました。
しかし、転職活動が終わったからといって、自分との戦いが終わるわけではありません。これからも迷いや不安と向き合う日々は続くでしょう。それでも、私はまだ頑張って生きていこうと思います。新たな環境で一歩ずつ成長していけるよう、これからも自分自身と向き合い続けるつもりです。
🌟最後に
長かったですが見ていただいた方はありがとうございました!
いかがだったでしょうか?
一見するとかなり不格好であり、何のための転職だったの?となる内容です。
ですが私は長いこの転職活動の中で、「夢中になれるものを探す」大切さを学びました。今まで口を開けて待つ自分、自分探しから逃げていた自分に比べると前進したのかな?と思っています。
そして、初めて死にたくなるような鬱体験を経験したことで、同じように悩む人の気持ちに寄り添う視点を得ることもできました。
そして私は、内定先に勤め始めたばかりです。あまり日にちはたっていませんがやはり会社に縛られているのは嫌です。もちろん続くとは思っていません。
ただ、まだ始めたばかり。これも何かの挑戦だと思ってやってみることにします。
そしてこれからも、何かに夢中になれる瞬間を探し続けていきたいと思います。この経験をシェアすることで、少しでも誰かの助けや希望になれば幸いです。
ではまた!