![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/157027298/rectangle_large_type_2_ff78c75dc4aa0926e1b8596db2fee117.jpeg?width=1200)
子育てや人との関係の悩みや葛藤を正解を探すのではなく、共感的に聞き合う場が必要だと思う。
私が子どもの頃からすると子育てや人との関係(夫婦や職場など)が急激に変化したなと思う。
共働きが増え、家族の在り方も変わってきた。
わからないこと、経験と違うことだからなおさらたくさんの悩みや葛藤があって、不安、怖れ、上手くいかない辛さ、後悔、悲しさが在ると思う。
それを共感的に聞き合い、正解を決めるのではなく、そんな自分をどうやって助けられるかを共にアイデアを出し合い、対話する場が今すごく重要だなと感じている。
私は1970年代生まれで、自分が子どもの頃の子どもへの関わりや夫婦や家族関係、人との関わりが今とは大きく違う。
心理的安全性をはじめとして、科学的にわかってきたことも在り、自分が信じていたこと、やってもらったことと違うので、戸惑うことは多い。
未知の世界で、戸惑うことはとても多いのは当然だと思う。
また人は多様であることも認められてきた。
そんな中で子どもとの関わりやパートナーシップでわからないことが多く、また葛藤や悩み、上手くいかない痛み、悲しさを感じることも多い。
そんな中、一人一人が懸命に相手を大事にすることと自分を尊重することの狭間で葛藤していると思う。
正しさを押し付けたり、批判が多い社会の中で、それを明かすことが本当に難しい。
簡単にどうしたら良いかをアドバイスされたり、自分の今の環境では難しいことを言われて、苦しい想いをする人も居ると思う。
世代間ギャップも多く、過去と今が混在している中で、誰もがどうしたら良いのか迷っていると思う。
そんな難しい時代なのに、それを聞いてもらったり、共感してもらえる場が少ない。
私は安心して気持ちを吐き出し、一人ではないと感じることが子どもや家族、職場での安心につながると思う。
子育てでは自分がされてきたことで痛みが在り、子どもにもそれを求めてしまって、そんな自分を責めることも在る。
わからないから混乱状態(サバイバルモード)になりやすく、子どもに正しさとして強く押しつけてしまったり、感情が爆発してしまう。
酷く後悔するので、更に受容的になりやすく、親が感情抑圧になり、それがまた大きな暴発を生んでしまう。
親は子どもの事だけでなく、夫婦、自分や夫の両親、職場での人間関係で葛藤や戸惑うことが多い。
価値観ややり方が大きく変わった時だからこそ、そしてまだまだ過渡期だからこそ、不安や怖れも強くなる。
私たちはそんな難しい時代を生きているなと感じる。
だからこそ安心してつながりを感じられる中で、共感的に聴いてもらう場が重要だと思う。
それは各年代とも必要なんだと感じる。
正しさや批判が多い中で、各世代安心したつながりが持てず、一人で抱えてしまっていると感じる。
私が本棚の名前を「LINK」にしたのも、安心したつながりが何より大事だと思っているから。
安心できると自ら考え、工夫することができる。
また即座に何とかしなければと焦ることも減る。
じっくり感じて、考えていけば大丈夫だと思えるとパワーも湧いてくる。
安心したつながりを感じるには、自分の内側に在る感情や考えを在るものは在っていいとして、共感的に聴いて、受け取ってもらうことがとても大事だと思う。
外側に見えている言動ではなくて、それを創り出した感情やニーズ(大切にしたいこと、必要、欲望、願い)が在る。
元々大切にしたいことや感じ方などが一人一人違うし、それぞれの体験してきたこと、そこから感じてきたこと、重要だと思うことが違う。
それを聞かないと何もわからないのに、在ることを明かせないことが多く、つながりが絶たれているなと思う。
それが不安や怖れを増幅していると思う。
まず安心することが最優先。
その為に何ができるのか?
わからない時代で不安だからこそ、安心して共感的に聴いてもらう場が重要
noteで何度か書いたけれど、私たちはサバイバルモードになると即座に闘争か逃走、思考停止になってしまう。
それが人間関係を難しくしたり、失敗につながったり、望んでいないことをしてしまうことにつながる。
安心して、落ち着いていたり、楽観的だと知恵やアイデアが出やすくなる。
だからまずつながりを感じて、安心することがとても大事だと思う。
また相手や自分を信頼することも大事になる。
でもココが今はとても難しいと感じる。
まず自分を信頼している人がどれだけいるのだろう?
自分が感じたり、考えたことではなくて、何が正しいのかと考えてしまうことはないだろうか?
私は自分の立場やその場でどうすると良いのかを考えることが多かったなと思う。
自分を表現するのではなくて、正しいこと、良いことを表現してきた。
それは何か正しいこと、良いことが在って、それに合わせることが重要で、それがわからなかったり、できないことは危険だと学んできてしまったからだと思う。
以前も引用したけNVC(非暴力コミュニケーション)を開発したマーシャル・ローゼンバーグさんは著書『「わかりあえない」を越える――目の前のつながりから、共に未来をつくるコミュニケーション・NVC』の中で下記のように書いている。
マーシャルさんは人はどうして暴力的な関わりになってしまうのか。それを無くすにはどうしたらいいのかと考え、NVCを作った。
少数の人間が大多教を支配する構造に適応するための教育を受けてきたということは、すなわちわたしたちは、他者ーとくに権力を持っている人たちーにどう思われるかを優先的に考えるように教育を受けてきた 、ということです。
なぜなら、もし彼らが 「悪い」 「間違っている」 「能力がない」 「愚かだ」 「怠けている」 「わがまま」 と決めつければ、わたしたちは罰せられるし、もし彼らが 「いい子」「いい生徒」「いい社員」というレッテルを貼れば、わたしたちは報酬がもらえるかもしれないからです 。 わたしたちは 「自分の内面で何が息づいているか」 や 「何が人生をよりすばらしくするか」 を考えるのではなく、報酬と罰という観点から考えるように教育されてきたのです。
このように小さな頃から誰かにとって良いこと、価値が在ること、正しいことは何かを優先的に考え、自分の気持ちや身体の声を無視して、何としてもやらなければいけないと考えるように教育されてきました。
そしてそれを人にも求めたり、できないと非難することが溢れている。
でも最近は科学的に感情抑圧はたくさんの病気や痛みにつながっていることがわかっている。
今は身体の声も受け取らず、一時的な対処療法の医療で終わらせてしまうことが多い。
そういう仕組みになっている。
そして重大な損傷や病気につながってしまうことが多いと言われている。
心身の声を蔑ろにすることや、怖れドライブで頑張ることの害はいろいろな本に書かれています。
ガボール・マテ さんの本にはたくさんの感情抑圧の結果、病気になっている例が説明されています。
感情抑圧や感情を蔑ろにすることが人の幸せや健康に大きく影響してしまう。
今までは感情は厄介なもの、面倒なものとして抑圧して、やるべきことをやれることが良いことだと思われてきたと思う。
でもそれはその場で権力がある人にとって都合が良かったから。
でも一人一人の感情がとても大事で、自分の感情を尊重することができるし、お互いを対等に尊重する関わりができる。
それを体系化して、わかりやすくしたのがNVC(非暴力コミュニケーション)だと思います。
今私たちに必要なのは、まず自分の中にどんな感情も在っていいとして、自分の内側に湧くものを危険なものとせず、感じ取ることだとおもいます。
でも一人ではあっという間に正しさは何かという思考に陥りやすい。
それが習慣になっていて、息をするように自然にやってしまう。
どんな感情も大切なメッセージ。
そこがわかるからこそ、どうしたいが見えてくる。
どうしたいのかは人によって違う。
感じ方、価値観、大切にしたいことが一人一人本当に違うので、簡単にアドバイスなんてできないんだなとNVCを取り入れ、息子たちの中に在ること、私の中に在ることを分かち合う対話をしてきて、痛感しています。
感情をじっくり感じていくからわかっていく。
まずここが一番大事になります。
ここに正しさや在ってはいけないが在ると、結局人に正しさとしてぶつけたり、感情暴発になってしまう。
だからありのままを感じとっていくことが本当に大事です。
今まで抑圧していた分、最初は感じていることをすべてキャッチするのは難しいかもしれない。
でもNVCの感情とニーズのカードを見て、視覚的に受け取っていると感じ取れていきます。
白いハコのお店番の時には子どもニーズカード(感情とニーズのカード)やニーズカード(ニーズのみ)を持っていきます。
ぜひ体験して欲しいです。
感情が伝えているニーズを感じ、受容する
感情の中でもネガティブ感情が厄介なものとして、抑圧されやすい。
でもネガティブ感情こそ自分が何を大切にしたいのか、何を必要としているのか、どんな願いが在るのかを教えてくれる大切なもの。
NVCでは感情とその感情が伝えているニーズ(大切なこと、必要、欲求)を感じ取り、それを尊重することを大事にします。
例えば今日は疲れていて、夕飯を作りたくない。
そこで正しさでは栄養バランスが取れた食事を作らなければいけないという事になり、イライラしながら夕飯を作ったり、気持ちを切り替えてポジティブに夕飯を作ったりする。
それが今までのやり方だった。
でもニーズを感じ取ってみる
休息
共感してもらう
理解してもらう
協力してもらう
自分のニーズがわかったら、ニーズを尊重しながら何ができるかを考えていく。
一旦休憩してから夕飯を作る。
今日一日起きたことを聞いてもらう。
夕飯を買いに行ったり、協力してもらう。
ニーズがわかったら自分でニーズを叶えることができるし、表現したら、他の人からアイデアや助けが得られる可能性が出てくる。
ネガティブ感情は自分が満たしたいものが満たされていませんという自分からのメッセージ。
ニーズを感じ取れるのも
ニーズを叶えられるのも
ニーズに協力してもらうように表現するのも
自分しかいない。
![](https://assets.st-note.com/img/1728247731-t7JqF3o8gCDupAO2QyZTWfkX.jpg?width=1200)
またネガティブ感情を受け取らなければ、自分が本当はどうしたいのかがわからない、わからないから外側に探してしまったり、誰かの価値観や評価に依存してしまう。
それが自分の心身を大切にできないことにつながっている。
私たちはあまりにも長く誰かにとって良いことや誰かの求めることに応えることを続けてきた。
だから自分を信頼することが難しかったり、
何が正しいのか、
誰かを不快にしないか、
どうしたら認められたり、受け入れられるのか
を優先的に考えてしまうように訓練されている。
だからネガティブ感情を吐き出しても意味が無い。
そんなことをするより、何が良いことかを探して、やるのだ!と自分をいつも駆り立てている。
でもそのせいで本当の自分がどうしたいのかわからない。
自分以外を優先するあまり怒りや悲しさを感じている。
本当に自分の中に在る気持ちは誰もわかってくれないと感じて、つながりを感じられない。
そんな気持ちがどこかに在るのではないでしょうか?
違いを共感的に聴きあうことで深く理解し、違ってもつながりを感じられる
一人一人いろいろな体験をしてきて、今が在る。
痛みや悲しさ
危険を回避する方法
みんな違う体験をし、感じて、考えてきた。
違うのが当然なんだと思う。
それを唯一の正しさを決めて、その型にはめようとすることが間違っているなと思う。
環境
体験
痛みや怖れ
ここを無かったことにはできない。
また同じじゃないと危険だというのも今までの教育や子どもや人への関わりで刷り込まれてしまったものだと思う。
本当は違うのに、同じほうがコントロールしやすいから違うことを問題だとする関わりが多用されてきた。
そのせいで私たちは違うことを表現することがあまりにも怖い。
また違うと問題だとして関わったり、変えさせようとしたり、排除してしまうことも在る。
それが不安や怖れを加速させている。
生きづらい社会を創ってしまっていると思う。
でも同じで在ろうとすることが感情抑圧の始まりになる。
みんな違っていい。
みんな違うのが当然。
ここを日常でも当たり前にしていく関わりを模索していく必要が在るなと思う。
私も違うと言われたり、感じると怖れが湧く。
その怖れが在るよねと受容することがとても大事なんだと講座やNVCを取り組む仲間に聞いてもらたり、みんなの分かち合いの中で学び、実感してきた。
NVCの感情とニーズを感じ取り、聴きあう中でそれを実感できると思う。
あ~こんなに違うんだな。と感じつつ、その感情もニーズも共感できる。
そんな体験ができるといいな思う。
じっくり自分とつながり、感情とニーズを感じ取ろう!
10月は2回、気持ちを語り合い、共感的に聴きあう場を開催します。
どちらもコラボに開催になります。
子どもやパートーナーや両親の話しをどうやって聞いたらいいの?
自分を尊重するにはどうしたらいいだろう?
そこに在る不安や葛藤、大切にしたいことを感じ取りながら自分のニーズを知り、自分のニーズを尊重して何ができるのかを考えていくと自分の中に在る知恵やアイデア、力につながれます。
子どもニーズカードの体験や販売も在ります。
ただおしゃべりしに来てもらって大丈夫です。
また聴くだけの参加も大丈夫です。
気楽に来てください。
開催場所 向ケ丘遊園駅前 GINZA FOREST2F 白いハコ
①こころを見える化する「きもちのへや」
コラボ めいめいさん・築地美津子さん(マチノパズル代表)
10/11(金) 10時~17時
自分・パートナー・子ども・両親
自分のきもちや大切な人のきもちをカードを使って、見つめてみよう。
②「ニーズにつながる おしゃべり会」
コラボ かずよさん アカウント kokoroni.aroma
10/18(金) 12時~16時
12時よりランチを持ち込んで、おしゃべり
13時~14時 ニーズカードを使って、それは何を満たしたいのか、何を大切にしたいのかにつながるおしゃべり
14時~ご希望が在ればニーズにつながるおしゃべり 雑談や相談なども
※10時~かずよさんのスキンケアのワークショップが在ります。(要予約)
kokoroni.aromaのインスタグラムのアカウントから確認やご予約をお願いします。
ぜひお気軽にお越しください。