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歴史に幕を下ろすことになったミス・ユニバース・オランダ大会 美の基準はもう古い?ミスコン終了が問いかける「自分らしさ」 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

 子どもの頃からミスコンって違和感が有りました。学校の教師の方々がそもそも男女平等を普通に実践されていて、例えば小学校の担任の教師の方も6年間の内見事に3年ずつ男性教師と女性教師が就きました。加えて私の直上の年代の方々も学生運動を盛んにやった世代で、ウーマン・リブを越えて強く男女平等を意識していましたので、そもそも男女平等が自然でした。

 寧ろ実社会に出る頃から就職等で男女平等ではないシーンに出くわす感じでした。それも社会人になって間もなくの1986年、男女雇用機会均等法(「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」)施行で徐々に是正されて行きました。

変遷
年月日は、施行日。

1972年(昭和47年)7月1日 - 「勤労婦人福祉法」
1986年(昭和61年)4月1日 - 「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女子労働者の福祉の増進に関する法律」
1997年(平成9年)10月1日 - 「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等女性労働者の福祉の増進に関する法律」
1999年(平成11年)4月1日 - 「雇用の分野における男女の均等な機会及び待遇の確保等に関する法律」
2007年(平成19年)4月1日 - 同法改正法施行

閑話

 良く夫婦の会話に上るのですが、吾妹と出会った頃は企業、特に老舗の大企業は、はっきり男女のキャリアパスは区別されていました。私たちは研究所に居ましたから多少は違いましたが、普通の事務所や現場はもうびっくりする程古典的な男女の役割分担が普通に機能していました。
 例えば、これは研究所でも残っていました。女性社員は1時間程度早く出勤し、薬缶(やかん)でお湯を沸かし、始業直後に各スタッフに好みに合わせた飲み物を給仕するという… しかも時間外手当等勿論無く、全くの強制的ボランティアで… この給仕は10時過ぎ、昼食時、午後3時にも有りました。
 勿論、1996年以降、順次給茶機が導入され、是正されて行きましたが…

閑話休題


 驚いたのは米国駐在時。サンノゼ・マーキュリー・ニュースという新聞。勿論インターネットは黎明期、スマホなんて無い時代なのでマッチングアプリなんて存在しない時代。そのローカル新聞に友達募集欄が有って、男性から女性、女性から男性だけではなく男性から男性、女性から女性と…
 まぁ綺麗に順列組み合わせ通り…
 流石アメリカ。普通にフラット。
と、感心したものです。

 そんな背景でこの至近の話題に触れた私。

出典

閑話
 オワコンって言葉、初めて正確に知りました。ミスコンだから終わったコンテストという新しい造語かとも思っちゃいました。

もしかしてそれも掛けた洒落かもね(笑)

 言葉の意味のブレ、揺らぎ、スメアアウト"Smear out"を楽しむ妙… こんな説明も面白い…

出典

閑話休題

ミス・ユニバース(ミスコン)… 


 今の時代に未だこんな事言ってるんだと少し驚いた次第。ミズ(Ms.)という言葉すら使わず…

 しかもベネルクス三国の一角たるあの捌けたオランダが…

 勿論、此処まで続いて居るにはそれはそれで存在意義があるのだと思います。そしてそれを目くじら立てず肯定的に受け入れる社会的な土壌も…

 私の感覚としてはこんな感じが根っこかなぁ…
子どもなので大人のすることだから素直に受け入れた感覚…

出典

 起源は素直に美人コンテスト。
その辺の教養も一応読み込んでも…

 まぁ… LGBTSなんて時代だし、寧ろそれを逆手に多様性の1つとおおらかに、素直に全て承知の上で楽しむという大人のお作法も有りですね。

蛇足
 それでも私の個性としては矢張り美人コンテストには違和感が残ります。

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