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リデュース·リユース·リサイクル ヤマハJOG 自賠責保険切れて1年半経過後の外装復活からのプロのオーバーホール 後編 未来のためにできること 当たり前過ぎて意識しなくなっていること

経緯
 8年前、地方都市生活をしていた子供に、ちょい乗り用の足として50ccのスクーターを吾妹がプレゼントしました。ところが至近子供が体調を崩し自賠責保険も切れて1年半経過してしまうことになってしまい屋根付き駐車場での保管ながら外装復活必須となりました。
 そこで樹脂系のメンテナンスの王道、シリコーン樹脂の保護艶出し剤クレポリメイトを一部白化してしまったり光沢を失ってしまったボディにたっぷり塗布しました。時間が経つと夏の高い外気温でそのシリコーン樹脂が重力に従って垂れて(特に地面に対して垂直に近い面や庇(ひさし)のような形状の部分)、駐車場のコンクリートに染みができる程でした。そして数ヶ月前に新しく買ったシートカバーを清掃し、スクーターに掛けて数日寝かすことにしたのでした。
 結果新車時の外装復活に成功、ラバープロテクタント併用でタイヤ、フロアマット、アクセル等のゴム系復活も果たしました。
 仕上げとして、各部グリスアップ、分解掃除等を含めてオーバーホールをプロにお任せすることにしたのでした。



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 子供が住んでいるのはとある地方都市なのですが、小さな半島を隔てて2つに市街地が別れています。その市街地は岬周りの片側1車線の昔からの国道と、2つの市街地を最短で結ぶかなり余裕のある2車線のトンネルが上り下り専用に1本ずつのバイパスで繋がっています。
 県庁所在地までは車で30分程度で市街地がずっと続いている感じです。バイク屋さんは沢山有り、メーカー系や大手のチェーン店、販売特約店等選択肢は沢山。

 そもそも県庁所在地にある整備技術力があると有名なバイク屋さんで吾妹は子供に買ったのですが、その後転居したため万が一を考え現在の自宅に近い店舗を選ぶことにしました。

 選択肢は沢山有りました。インターネットで調べまくり取り敢えず3択にまで絞り込みました。

①小ぢんまりとしているものの22周年を迎えた安定感有るホンダ系の店

安定感有るホンダ系の店

②比較的新しくできたやる気満々の店

比較的新しくできたやる気満々の店


③徒歩1分の距離ながら店主がキャラが立っていて気に入られないとお付き合いが難しいという噂の店

キャラが立っているという店主の方

お会いしたら全く以て親しみやすい方でした。

 ホームページ、口コミ、店舗の写真なども参考に結局徒歩1分のお店を選びました。 

 そのお店はスズキとマニアックで知名度が一寸だけ低い海外ブランドの特約店でもあります。また近隣に大学が有りスクーターの取り扱いが多く、スクーターだけでも数十台の在庫をお持ちです。子供の情報ではとても評判良い店。

スクーターだけでも数十台の在庫をお持ち

それだけに主にスクーターから中型を多く扱われている感じです。大型車も若干は扱われている様で、通販サイトにはスズキの大型車の写真も掲載されています。
 整備技術は、店舗前を拝見する限りスクーターの扱いがとても目立っていて大型を余り扱えていない様に見受けられました。インターネットネットでの事前調査でも同様で少し不安が残っていました。しかし口コミを見る限りは良さそうです。寧ろスクーターを扱い慣れているので安心なのかも。

 ということでそのお店の1週間の夏休み明けの初日に、開店時刻に合わせて店に向かいました。朝シートカバーを外して、余分なクレポリメイトを拭き取り出来る限り最高のコンディションに。勿論キックで始動してエンジンの調子も確認、10分程度アイドリングさせて暖機も完璧。自賠責保険が丁度その日の正午からしか有効でなかったのでスクーターを押して向かったのでした。

 開店時刻前でしたが何と既に営業されており、店先で大型のスクーターの持ち込み整備をご夫婦で受付けられていました。少し遠目に話が一段落するのを待っていると、直ぐに受付が終わり店主の御主人が私に声を掛けて下さいました。自賠責保険切れて1年半経過していたことをお話しました。
「じゃあエンジンは掛からないんだね。」
と言われたのですが、
「エンジンは普通に掛かります。」
と伝えてその場でセルで始動させました。
「少しお時間頂きますが宜しいですか。」
と言われ、時間掛けても8年目なので良く見て貰ってオーバーホールして欲しいと伝えました。心配していた店主さんの気難しさは全く感じられず、気持ち良く引き受けて貰ったのでした。

 夜になって子供夫婦と揃って食事をしていた時、何とそのバイク屋さんに以前子供のパートナーの友人がアルバイトしたことが有ったということが分かりました。とても丁寧に仕事をされるとのことでした。また、夜前を通りかかると遅くまで作業をされている姿を良く見かけるという話題にもなりました。

 なんか未来のためにできるリデュース·リユース·リサイクルを敢えて意識しながら、のんびりした地方都市でのこんな話題も心地良い夏の日々です。

 ということで、期待を込めて…仕上がりが楽しみです。

つづく

 


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