母からの呪縛がとけた日
母が旅立った。
6月18日(金)。仕事から帰宅したとき母はいつもと違っていた。ベッドに寝ていた母に声をかけても返事はなく、ただ口をパクパクと呼吸をしていた。そばにいた父に聞いたら朝から一度も起きないしこんな感じだと言っていた。父はどうしていいかわからなかったのだと思う。ただ呆然と母の顔を見ていただけだった。
その前の日は少し体調が悪そうだったが話の受け答えはできていた。薬の効きが切れかけているときはいつもそうだったので、最近では気にすることが無くなってしまい「薬が効いてく