「なんとかなるさ」、いや「なんとかするさ」
自分の人生において大事にしている言葉がある。
それが
”なんとかなるさ”
である。
なにか無謀なことに挑戦するときや課題に挑むときなど
「本当に大丈夫なの?」
などと聞かれた時には、
「大丈夫、なんとかなるよ」
気づいたらそう発していることがほとんどだ。
意識か無意識か。それはわからない。
楽観的と言えば楽観的だが、だからと言って何も考えていないわけではない。しっかりと考えた上でたどり着いた答えが「なんとかなるさ」。
しかし最近、「なんとかなるさ」ですらないような気がしてきた。
そして行き着いた答えが「なんとかするさ」。
そうだ、自分の人生はこれまで「なんとかするさ」の精神で突き進んできたんだ。そう思わせてくれたのは下記の記事だ。
「自分の人生生きてるようで、誰かの期待に生きていた」
この記事を書いたのも、もう1年以上も前のことと考えると、時の流れは早いものだ。あの頃はまだ就活も終わっていなかった。今もまだnoteを書いているなんて思っていなかった。
余談はさておき、上記の記事はタイトルの通り、自分の人生のはずなのに誰かの期待を優先して生きていた過去をテーマに記事を書いた。
周囲の期待に対してそれを断ることはせず、すべてこなそうとしてきた。もちろんしんどいこともあったが、心のどこかにはいつも「なんとかするさ」「自分なら出来る」そういった気持ちが常にあった。
そして実際に何とかしてきた自負がある。
あの過去があったから、今の自分があると言っても過言ではない。だから悪いことばかりではなかったんだな、と思う。
この「なんとかなるさ」って、決して強がりなんかではない。
そして楽観的なんかでもない。
むしろ誰よりも自分の人生に真剣に向き合っている気がする。
私の好きな本に前田裕二さんが書いた『人生の勝算』がある。就活時に読んでいたのだが、もう何回読んだか忘れるくらい読んだ。
そこに登場してくる文章はどれも最高なのだが、なかでも前田さんがSHOWROOMを宣伝するときに秋元康さんに言った言葉が印象に残った。
「秋元さん、私は自分の人生に勝算があります」
こんなの生半可な気持ちで言える言葉じゃない。
前田さんが誰よりも自分の人生に真剣に向き合って、考えた上でたどり着いた答えが「自分の人生に勝算がある」だと思う。
秋元さんはそんな前田さんを面白く感じ、興味を持ち、関係性が始まったという。
正直まだ今の自分は「人生に勝算がある」とまで自信を持って言うことはできない。
「なんとかなるさ」の先にある「なんとかするさ」。
実際これは結構パワープレー。ある程度の勝算はあれど、努力したり、挑戦したりしていくうえで勝算を上げていく段階だ。
従って「なんとか出来ると思っているし、なんとかするために頑張る」というのがリアルな状態。
その先にある、最初から「勝算」が見えている状態を目指して。
これからも自分の人生に真摯に向き合い、いつしかは自分も、「私は自分の人生に勝算があります」そうやって胸を張って言える人になりたい。
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