「諦める」とは、「求める必要がなくなった」ということ
望んでいたことを諦める。あるいは、諦めない。そういう場面というのは、出てくるものと言えます。その際に、諦めるということを否定的に思えてくるかもしれません。また、諦めないというのも、執着しているようで、これまた否定的に思えるかもしれません。
しかし、本来、諦めるというのは、求める必要がなくなった。ただ、それだけのことであり、ごく自然なことです。子どもの頃、強く望んでいたことを望まないようになる。それは、諦めたともいえます。一方で、そもそも、求める必要がなくなった。そういう