【倉廩実ちて礼節を知る】私の好きなことわざ。
突然ですが。
皆さんは好きな言葉やことわざはございますか？
私はこの、
【倉廩実ちて礼節を知る】
ということわざが好きです。意味は、こちらをご参照下さいね。
経済的に安定して初めて礼儀や節度を重んじるゆとりが生まれる
そう思うからこそ好きな言葉なんです。お陰さまで経営者として20年程がたとうとしていますが、大変な時期が長く続きました。いえ、今もそう大して変わっていないかも知れません。
でも、沢山の事を経験するうちに学んだ事が多かったのも事実です。経営者には安定という言葉は無いと思っていますが、経済的に安定していなければ心から周りを見る目も無く、周囲が自分にしてくれた事やそのような方に対してどうあるべきか。
そういった昔の自分が、今の自分を育んでいるのだと思いますのでその事を最大限に活かしながら経営していく事を大切に思っています。
話は変わりますが、私の事務所から葬儀場に至るまで自慢できる事の一つに、トイレ掃除があります。何故、自慢できるのかというと自分が率先して行ってきたからです。自分が率先して、徹底して行う事は皆が真似します。これが企業文化だと思いますし、何より私達の仕事は【葬儀社】です。
人の貴い命が失われたという、最も大変であろう人たちのお手伝いをするのです。ちょっと言葉は悪く聞こえてしまうかも知れませんが、人の最後の始末をするのが仕事であるだけに、食べたものの最後の始末であるトイレに共通する部分を感じます。そう思うが故に一生懸命行ってきました。
それと、何故か私はトイレ好きです（笑）。TOTO他メーカー様の展示場へ何度も足を運んだ事があります。
先程のことわざに戻った話をしましょう。トイレ掃除の事は、やっている内にだんだんそのような気持ちに駆られ、行ってきました。有るとき旅行や買い物など、出かけた先で私はある事に気がつきました。
高級ホテル・旅館や高級デパートへ行くと、そこのトイレは大抵どこでもきれいなのです。そこに気がついたのです。私は内心嬉しくなりました。
「ああ、いままで最後の後始末だからしっかりやろうと思ってきたトイレ掃除が、実はサービス業のブランド力をこのようなところで発揮しているのだ」と。
心の余裕が出来ると、同じ内容でも見識や物事を見る深さのようなものが広がったなと感じました。
私達のトイレのきれいさにお客様からも、
「トイレがきれいで気持ちよい」
と、ご評価頂いたこともあります。
トイレの神様はやっぱりいますね～
昔はやったトイレの神様。仏教でもトイレの神様は存在し、
【烏枢沙摩明王】と呼ばれています。昔は各地の烏枢沙摩明王をお参りする為に色んな仏閣へ行った事もあります。気になる方へ私はお勧めするのはこちらの寺院です。
【倉廩実ちて礼節を知る】これを知り、経済的に豊かにならずとも礼節や儀式を知る事が出来るのであればそれはそれでとても良い事だと思います。
私達は、マナーや礼節を持って生きる【葬儀】というお仕事に誇りを持っています。
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