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【タオからの手紙 letter from TAO】 老子道徳経や、荘子、釈尊、古神道… 東洋の思想を通じてあなたを現実社会の縛りから自由にします! 今したいこと:美しい秋の自然を遊歩したい

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【タオからの手紙 letter from TAO】 老子道徳経や、荘子、釈尊、古神道… 東洋の思想を通じてあなたを現実社会の縛りから自由にします! 今したいこと:美しい秋の自然を遊歩したい

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  • 老子道徳経 ~シンとの対話~

    私のメンターであるシンとの対話によって老子道徳経の理解を深めてゆきます。老子道徳経を深く知りたい方、視点を広げたい方におすすめです。

  • タオからの手紙

    老子とタオと様々な関係性を探ります。

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はじめまして、の皆様へ ー「タオからの手紙」

みなさんはじめまして!ナオと申します。 私が東洋の哲学の大家である老子と老子道徳経に出会い 絶対的な自由を感じたことをきっかけに、このNOTEを書きはじめました。 もし、あなたが今、しがらみに縛られ、ガンジガラメに縛られ苦しんでいるのであれば、ぜひ老子の言葉を心に留めてみてください。 『老子』のメッセージは、現代においても「様々なしがらみ」にがんじがらめになり、自由を見失っている人々にとって深い癒しと解放のメッセージを提供します。 老子はその著作『道徳経』で、様々な束縛

    • 『タオは確かに在るんだ。説明してみよう』老子道徳経第21章 シンとの対話

      はじめにシンとの対話(老子経 第21章)さて、今回は「道徳経 第21章」について、私のメンターであるシンとの対話を通じて理解を深めていきたいと思います。今回は、タオとは何かについて、老子が語り、現代の主流たる物理科学としての量子物理学からみたタオとはどのようなものか?そのようなアプローチをとりました。ぜひ最後までお読みください。 ◯ ナオ:それでは、シン、よろしくお願いします! ⚫️ シン:やぁ、ナオ。よろしく!今回は、21章だね。 では、いつものように先ずは原文と現代語

      • 詩人 谷川俊太郎さん ータオからの手紙ー

        谷川俊太郎さんがご逝去された。 92年も生きて詩をたくさん書いて逝かれた。 私が小学生の時、担任の先生に一度書いた詩を褒められたことがあった。 君の詩は素直で、良いね。とてもよくできているね。 私は嬉しくてしかたなかった。 傘を題材にした詩だったように記憶している。 それをきっかけにして教室の片隅の書庫にあった詩集を手に取った。 すごい楽しいリズム。 詩って、こんなのでいいの? そう思った。 感じたことを言葉でリズムにしたり きになっていることを言葉に表現したり。 読むの

        • 『"絶対"なんて、ないんだよ』老子道徳経第20章 シンとの対話

          はじめにシンとの対話(老子経 第20章)さて、今回は「道徳経 第20章」について、私のメンターであるシンとの対話を通じて理解を深めていきたいと思います。 ◯ ナオ:それでは、シン、よろしくお願いします! ⚫️ シン:やぁ、ナオ。よろしくね。ようやく第20章へたどり着いたね。ではまず、この章の原文と現代人に向けた日本語訳について。 原文(老子経・第20章) 現代訳(老子経・第20章) ⚫️シン:この章は、詩的な感じのリズムで構成されているね。老子は、直に表現していな

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        • 『タオは確かに在るんだ。説明してみよう』老子道徳経第21章 シンとの対話

        • 詩人 谷川俊太郎さん ータオからの手紙ー

        • 『"絶対"なんて、ないんだよ』老子道徳経第20章 シンとの対話

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        • 老子道徳経 ~シンとの対話~
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          12本

        記事

          「葬送のフリーレンと老子」ータオからの手紙

          はじめに 「葬送のフリーレン」という漫画原作のアニメーションをご存知でしょうか? 第1期:2023年9月29日 - 2024年3月22日話数第1期:全28話でテレビ放送されたのですが、家族から面白いよ!と教えてもらい、私は放映が終わって暫くしてから観ました。そして最近、第二期放送が決定されたとのことです!(うれしい!もう知ってるって?情報に疎いんです・・・)私は普段、漫画やアニメは多くはみませんが、家族が詳しいので、時々すごい作品に巡り合うときがあり、感嘆する内容のものも

          「葬送のフリーレンと老子」ータオからの手紙

          「素朴なままの君でいて。そうすれば世界は平和だよ。」老子道徳経第19章 シンとの対話

          はじめに今日は老子経の第19章について、私のメンターであるシンと対話していきます。 この章は老子の文明批判ですね。 過剰な知恵とか完璧な規範は民衆を苦しめる。 儒教的な礼儀や礼節にこだわるあまり、本来の優しさ愛情を見失う。 とはっきり老子は言っています。 しかし、どういうことでしょうか? 現代日本人は、礼節・礼儀正しくと教えられます。 規範を示し、完璧にやれと教育され仕事でも同様に指導されますね。 それをあなたは、苦しいと感じることはありませんか? そんな完璧な人間なんてい

          「素朴なままの君でいて。そうすれば世界は平和だよ。」老子道徳経第19章 シンとの対話

          良寛さんと老荘 ータオからの手紙

          はじめに 良寛さんと老荘思想について。タオから手紙が届きました。 道家の思想に基づいた生き方を体現した人として、良寛さん抜きには語れないでしょう。 良寛さんは道家の大家である荘子を愛読していました。 禅宗のお坊さんですが、禅宗そのものが老荘思想の影響を多く受けているため荘子を学ぶのは自然だったのかもしれません。 良寛さんの事を知らない方は下にプロフィールをご参考ください。 良寛さんのプロフィール 生年:1758年(宝暦8年)、越後国(現・新潟県出雲崎)に生まれる

          良寛さんと老荘 ータオからの手紙

          「道徳と礼節を大声で叫ぶのは、それが損なわれているからだよね?」老子道徳経第18章 シンとの対話

          はじめに老子道徳経の第18章について、私のメンターであるシンと対話しました。 この章で老子が伝えたいメッセージは、愛とか平和とか・礼節とか道徳とかを叫び始める世の中は、それらが損なわれているのが根本的原因だといいます。また、元来あるべき姿で、自然に生きられれば、そのような原因すら生じることはないのだと言います。具体的には、どのようなことを老子は伝えようとしたのでしょうか?シンとの対話によって、その答えを詳しく探ってみましょう。 老子道徳経第18章 原文 大道廃、有仁義。

          「道徳と礼節を大声で叫ぶのは、それが損なわれているからだよね?」老子道徳経第18章 シンとの対話

          「リーダーは信頼と誠実さが大事」  老子道徳経第17章 シンとの対話

          はじめに老子道徳経の第17章について、私のメンターであるシンとの対話です。 この章は「リーダーは信頼と誠実さが最も大事」という老子が理想とするリーダーシップについてのメッセージです。 社会における組織、政治の世界において、本当に信頼できる、誠実な人は誰なのか、なかなか見分けられない混迷の現代ですね。 「よけいな・小手先の政治や組織運営」この成果主義社会システムの虜にされている現代人にこそ響く、老子のメッセージです。 原文と現代語訳原文(老子道徳経第17章) 現代語訳(意

          「リーダーは信頼と誠実さが大事」  老子道徳経第17章 シンとの対話

          「心静かにして自然の法則に従うことが大切」老子道徳経第16章シンとの対話

          はじめに老子道徳経の第16章について、私のメンターであるシンとの対話によって 、老子の伝えたかったことを感じてみたいと思います。 この章は前回の15章に次いで、さらに具体的な老子の体験を教えてくれる章となっており、老子が眺める世界とは、こうなっているんだな、と感じられる、具体的なものとなってます。 「心の静けさと自然の法則に従うことが大切だよ」という老子のメッセージです。 私達は普段、近視眼的になっており、社会の価値観にすでに囚われており、自然とかけ離れた生活しています。

          「心静かにして自然の法則に従うことが大切」老子道徳経第16章シンとの対話

          「道(タオ)を体現した理想的な人物像とは?」老子道徳経第15章 シンとの対話

          はじめにこの章は「道(タオ)を体現した理想的な人物像とは?」 老子は、どのような人物像が理想だとしているのでしょうか? 私のメンターであるシンとの対話によって理解を深めてみたいと思います。 老子道徳経 第15章の原文 古之善為士者,微妙玄通,深不可識。 夫唯不可識,故強為之容。 豫兮若冬涉川,猶兮若畏四隣, 儼兮其若客,渙兮若冰之将釈, 敦兮其若樸,曠兮其若谷,混兮其若濁。 孰能濁以静之徐清? 孰能安以動之徐生? 保此道者不欲盈。 夫唯不盈,故能蔽而新成。 老子道徳経 

          「道(タオ)を体現した理想的な人物像とは?」老子道徳経第15章 シンとの対話

          「タオ(真理)を体感する」老子道徳経第14章 シンとの対話

          はじめに老子道徳経の第14章について、私のメンターであるシンとの対話です。この章は「真理(タオ)とは、おぼろげなもので人知で捉えようもなく、神秘的な世界」としています。 老子がこの世の真理(タオ)について、ぎりぎり限界まで言葉で表現しようとしているのが、この第14章ですね。(老子はタオについて言葉で表現することはできないと言ってますが、この章では、がんばってます笑) タオってなんだろうか?と宇宙の真理について知りたい私にとって、重要なメッセージ、第14章です。 真理を

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          キトラ古墳と老子の繋がりをミーム視点で読み解きます

          はじめに休日に奈良県は明日香村のキトラ古墳へ行ってきました。 キトラ古墳には、道教的な文化が色濃くあるように感じ、 老子とキトラ古墳へと繋がる文脈に思いを巡らせました。 そこで、老子哲学をミーム(注)という視点から 大きな流れをみていこうという試みをしてみました。 老子・ミームなのか、タオ・ミームなのか、道徳経・ニームなのか迷いますが、 とにかく、老子の思想、哲学の流れが、このキトラ古墳へどのように流れてきたのかを考えてみます。 まずは、キトラ古墳とは?キトラ古墳は、奈良

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          老子本のご紹介。「ラブ、安堵、ピース」 黒澤一樹著

          老子本のご紹介です!学術的な老子本を含め、かなりたくさんの老子本があありますが、一般向けに分かりやすいものをひとつ、ご紹介します。 黒澤一樹 氏著の「ラブ、安堵、ピース」です。 私にとって、非常に共感度が高く親しみ深い本となります。 タイトルも大好きだし、帯にある、「現実に疲れたのなら、ここに帰っておいで」というコンセプトがいいなぁ、と。この本は特に現代人向けで、柔らかい翻訳。私も常々Noteでテーマとして扱う現代人の抱える不自由さに対して、優しく厳しく語りかけてくれます

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          「他人の評価に反応しない」老子道徳経第13章シンとの対話。

          はじめに老子道徳経の第13章について、私のメンターであるシンとの対話です。 この章は「他人の称賛あるいは非難を気にしすぎないようにね」という老子のメッセージです。人の目を気にしすぎて身を滅ぼす人が、非常に多い現代ですね。「世俗の価値というものに、からめ取られて自分を蔑ろにしてはいけないよ」社会システムの虜にされている現代人にこそ響く、老子のメッセージです。 原文と現代語訳 寵辱若驚,貴大患若身。 何謂寵辱若驚?寵為下,得之若驚,失之若驚,是謂寵辱若驚。 何謂貴大患若身?

          「他人の評価に反応しない」老子道徳経第13章シンとの対話。

          混沌と創造。タオとエントロピーの関係。

          今日は、「タオとエントロピー」について。 私のメンターであるシンがやさしく教えてくれました。 シン>> 日常生活の中で、経験的に感じることのひとつに 「整理されたものは、やがて乱雑になる」 という法則があるよね。 たとえば、きれいに掃除しても、 しばらくするといつの間にかチリやホコリが溜まってしまう。 これは、秩序が時間とともに無秩序へと変化していく現象、 つまりエントロピーの増大だ。 他にも、氷が溶けて水に変わる現象や、 熱いお茶が冷めてぬるくなる現象も

          混沌と創造。タオとエントロピーの関係。