小川葵
短歌、はじめました。
毎朝Twitterにアップしている「おはようございます」のあいさつを音声にしてみました。天気のこと、今考えていること、これからやりたいこと…。このマガジンにまとめていきますので、お好きなときに聞いてみてください。
テキスト機能にそのまま書いた詩を集めたマガジンです。長めの詩を読みたいときに開いてみてください。
浮いたり沈んだりした5日間のことばたち―G.W.2020 STAY HOME
noteで出逢った お気に入り を束ねたマガジンです。 【追加させていただいた方へ】ご迷惑な場合はご一報ください。
あなたと手を繋いだこと あなたと泣き、そして笑いあったこと ずっとつづくものなど ないとは知りながら ずっとつづいてほしいと 願うのは かなしく空っぽなことなのでしょうか 春の風が思い出をさらっていきます あの日、あの時が どんどん どんどん 遠くなっていきます いさぎよく さよならと手をふるには まだ 心があたたかすぎるのです あなたと繋いだ手 あなたの笑顔 あなたの涙 もう少しだけ 思い出と呼ばずにいていいですか もう少しだけ この胸のな
‐素描 コーヒー サプリメント ボトルガム メガネ マグカップ カレンダー それぞれが それぞれとして そこにあること わたしが わたしとして わたしであること ちいさな筆跡で ノートの片隅に 描いてみる
声があるのです 庭に 寂しさがころころと 私の形をして 転がっていました 私ばかりを みつめていると 心は削られるから 高くて青い空へ 解き放たなくてはと 庭掃除をはじめ 落ち葉と一緒に ほうきでひとまとめに。 声は高々と 淀みない秋の終わりの空に かえっていきました
銀河系には行けないし 深海にも潜れないけれど そのふたつが兄弟かのように 似ていることを 記憶のどこかで 知っている 星々の輝きは 魚群の呼吸とぴったり重なり 惑星の軌道は 潮の流れに動かされている ねぇ今夜 望遠鏡をのぞこうよ 波がさらった砂粒が 流星になるだろうから
まやかしの言葉で 素顔を着飾り だれのところへ行くのでしょう 本当がたくさんほしいのに 嘘がいくつも混じるのは あなたが仕組んだ 巧みな罠をすり抜けるため 優しさなんていらないから あなたの冷たい手を 一晩中握っていたい これはただの我儘 夜更けのさびしさ ひとり抱きしめて
夜明け前の空気は薄くて しがみつくように息をする 昨日飲み込んだ涙が 今更あふれて止まらない 自分のことが 自分でわからなくなって ただわがままに口を動かす いつの間にか自分に着せた服は もう似合ってなどいないのに どうして 捨てられないんだろう 嘘をついた 消せない嘘を
窓の外にちらちらと目をやって 真顔で雲と雨とを見ている 照明を消して味わう 雨の朝 雨音は地面を叩く 遅くなった日の出 朝焼けを見れる一瞬を 今日は逃してしまった 変わりやすい秋の天気 気温だけが妙に高い
足もとばかり見ていた うつむきながら 足もとにきれいなものを みつけることがあった 小さな花や地面のでこぼこ 君の声がしたから顔をあげた そこには広くて広い 空があった 君は笑った 僕も笑った 風か吹いた 頬をなでた 君の笑い声は空に響いて 大好きだと心が言ったんだ
燃えるほど赤い夕焼けを見た 夜が覆いかぶさり今は数センチ 日暮れは確実に早くなっている 明日は雷雨の予報 一雨ごとに季節のバトンは 渡されていくらしい きっとバトンは一つではなく 何千、何万もある 人間には気づかないほどたくさんの 申し送り事項があるのだろう 秋を待つ
早朝四時半の空は 夜中の色をしていて正直だ 昼間があまりにも暑いから 終わらない夏に少し苛立ちもするけど 季節は尻尾をふって 元気そうに待っている ご主人さまを待つわんこのように なにやら楽しいことがあってね それは君を、待ちかまえているから 心配しないで 毛布をどうぞ
体や心を整える。 簡単なようで難しく、それでいてなんだかんだと続いていることについて。
日が沈み 薄暗がりの中に入ったとき ふと心に 浮かび上がったものに さびしさ なんて名前をつけたくなかった 簡単に名づけてしまっては いけないような気がしたから 懐かしい思い出のような 待ち焦がれていることのような そんな気持ちに 名前をつけることは したくなかった
電子レンジのターンテーブルが ずれてしまっていたらしく ドコ ズコ ボコ と 音を立てながら 冷凍うどんが温まっていく 3分30秒…の間に ターンテーブルは元の位置に直った そんなに簡単じゃない毎日を ドコ ズコ ボコ と ぶつかりながら なんとかやっている 僕も、君も
台風10号 進路が気になります。 大きな災害になりませんように…。
暑い日が続いています。 残暑厳しい毎日ですが、お元気ですか?
明日は満月ですよ〜。 眠れなくても、それは満月のせい。 中途覚醒についてもお話しています。