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#STAY HOME の5日間

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浮いたり沈んだりした5日間のことばたち―G.W.2020 STAY HOME
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一日、一日を繋いでいくことにこれほどの実感をともなう日々もめずらしい。だからといってなにか特別なことをしようとはならないのだけど、それでも、今日この日は、たった一回きり。そのことをすごく近くに感じる。

二日連続の緊急地震速報のことを聞いて、思ったこと。

朝だ。少し寒い。

沸かしたての湯でいれたコーヒーを飲む。

わたしの頭のなか、いま、少しのことにも意味をもとめがちで、少し窮屈な状態。もっとおおらかに歌えばいいのに。しかし、そのための技術がたりない。

息をすることは、誰に教わるわけでなく。

四日悪くて、三日良い。そんな感じの一週間。良いも悪いも過ぎ去れば同じ一日。ずっと同じではない。だから大丈夫なんだと思う。

空に浮かぶ雲が、ほんわりまるい。

あ、雨だ。
雨の音 ひさしぶり。

ちょっとうれしい。

すっごく最低で最悪なときに言葉は近くにあって。弱気なときには音楽の力を借りて。やっとぷかぷか浮かんできました。

今は五月の風を きれいと思う。

ぽつり、ぽとん

誰のために笑うの

ここには過去がありすぎる

誰のために笑うの
かなんて 答えたくない

自分がどんどん肥えて
自分じゃなくなってしまう

それならと

自分を埋葬するように
心のなかに穴を掘った

全部埋めてしまえるほどの
潔さは 持ち合わせていない

ぽつり ぽとん

ぽつり ぽとん

小さく空いた その穴の
ふちをなぞって

小鳥がなくのを 聞いている

スマホのアプリでつけている日記が1035日になった。なんかちょっとうれしかった。

好きと、呼べずに好きを

ノートの端に 落書きのように
書きなぐった文字が
また わたしのなかに生まれようとしている

人は何かから回復するときに
物語を必要とすると聞いた

没頭するための物語が必要だ と。

わたしには
回復すべき 問題点
それはすなわち 大なり小なりの
傷ついた過去
があったような気がするが

そんなものは 誰にでもあると
目隠しさせて、

すみっこに追いやった

わたしをもう少し 待っ

もっとみる

いつもなら
頬にあたる髪が
邪魔くさくて
まとめているのに

なぜかこの頃
顔のまわりに
髪がないと
不安になる

守られていたい

ちっとも大人なんかになれないのに
年月だけは過ぎていって
守られるだけでは
いられなくなった

長く伸ばした髪が
今わたしの鎧みたいなもので
当分切る予定もないから
せめて守られていよう

体調がよくない。一昨日から。いつものことだと片付けてしまってもいいのだけど、なんかくやしいので悪あがきする。暗い詩を連投するかもしれません。まだ分かんないけど。

五月の風がさわやかに吹いていることに、なぜだか嫉妬してしまう。

風の強い日は

風の強い日は
かなしいことが多くて

風の強い日は
わたしが透明になっていく

風の強い日は
通りすぎたはずの場所を

風の強い日は
何度も行ったり来たりだ

風の強い日は

風の強い日は

まぶたや くちびるをとじて
じっと待つだけ

何を信じるでもなく
じっと待つだけ

風の強い日は、