夜明け前の空気は薄くて
しがみつくように息をする

昨日飲み込んだ涙が
今更あふれて止まらない

自分のことが 自分でわからなくなって
ただわがままに口を動かす

いつの間にか自分に着せた服は
もう似合ってなどいないのに
どうして 捨てられないんだろう

嘘をついた 消せない嘘を