マガジンのカバー画像

読書がテーマの記事

9
自分が書いてきた記事の中で、読書に関するものをまとめてみました。
運営しているクリエイター

#読書感想文

和菓子のアン 坂木 司:読書感想文

和菓子のアン 坂木 司:読書感想文

個人的な感想

今回読んだ作品は私に仕事について色々考えさせてくれるものでした。
働きはじめの緊張感や接客で良くも悪くも色んなお客さんに当たること、
少しづつする新しい経験、働くにつれて出てくる向学心などなど。
自分が体験してきたものばかり。
その節々には自分が過去に嫌な思いをして傷ついたことを思い出したりして読むのをやめようと思ったことが何度かあったのですが、なんとなく先が気になって読み進めてき

もっとみる
眠れぬ夜のご褒美:読書感想文

眠れぬ夜のご褒美:読書感想文

しばしの休養をしていました。
温かいスキをいただきましたし、初めての温かいコメントをくださったぶらっくこーひー様にこの場を借りて心より感謝申し上げます。

体調が優先なので頻回な投稿はできませんが、noteはやっぱり私にとってはやりたいと思えることで、ゆっくりペースで続けていきたいと思います。

ようやく本が読めたので感想を書いていこうかなと思います。
大きなネタバレはないのでご安心ください。

もっとみる
今までの心の傷をここで書いて卒業しようと思う:1冊の本からインスピレーションを得て

今までの心の傷をここで書いて卒業しようと思う:1冊の本からインスピレーションを得て

完全に個人的な話であることを先に謝っておきます

完全に私目線で書いたものですが、これを書いて投稿という形で放つことで、もうしんどかったことは手放そうという思いで書いています。
これは喜多川泰さんの著した「おあとがよろしいようで」を読んで思い立ったことです。
ある意味、自分の気持ちを綴った読書感想文の続きかもしれません。

私はこの本を読んで何度も自分がフタをしてきた傷にぶつかり、涙をこらえながら

もっとみる
おあとがよろしいようでを読んで : 読書感想文

おあとがよろしいようでを読んで : 読書感想文


大まかなあらすじ

この物語は、特にやりたいこともない、望んで入った大学とも違うと、新たに始まる大学生活になんの希望も抱いていない新入生がひょんなことから落語研究会に入ることから始まる。
魅力的な人柄の部長と同じ落研の仲間と触れ合ううちに様々な世界が広がり、新しいことを学んで成長していく姿が描かれている。

自身の大学生活を思い出させると同時に、自分も学生生活を送っている気持ちにもなった

完全

もっとみる
賢者の書を読んで : 読書感想文

賢者の書を読んで : 読書感想文

今回は喜多川泰さんの賢者の書を読んだのでそれについて少し書いてみたい。
実はこの本は2回読んだ。
ネタバレしたら意味ないので、引用とかはしないのだが、出だしの部分と、あとは私が感じたことを書いていきたいと思う。

本との出会い

自己啓発本とか古典文学とか、比較的お堅めの本ばかり読んでいた私が久しぶりに小説に立ち返ったのが、この賢者の書だった。
きっかけはKindleだったのだが、あまりにもハマっ

もっとみる