腰立たない、伸ばせない、歩く時も前かがみ
こんにちは。「ファン鍼灸院」でのビックリ、嬉しい、楽しい、幸せな治療例をお届けしている、【ばぁばは鍼灸師】のファンです。
今回は、前かがみになって腰を曲げながら恐る恐る歩いて来院された方の治療例をお届けします。
いつも鍼灸や整体に来て下さっている【美南さん 51歳 会社員】です。
1.美南さんの腰の状態
美南さん:朝起きたら腰がおかしくて。
腰を伸ばせられないし、立てられない。
前かがみになってしか歩けない。ここまでやっとこさ歩いて来ました。
来る途中で、人からおかしくみられないように必死でした。
着いてエレベーターに乗ってホッとしたら、立ってられなくて崩れ落ちそうでした。
ばぁば:あらー 急にどうしたんですか?
とりあえずベッドに横になれますか?
美南さん:上向きだと膝が伸ばせません。
ばぁば:膝下に枕を入れましょう。
これで大丈夫ですか?
お腹を触ってみますよ。
お臍の左右から下が全体にかなり固いですねえ。
右のそけい部も固いですよ。
痛いでしょ!
美南さん:そういえばこの間美容院に行った時、いつもは終わるまで座ってても平気なのに、その日は途中で腰がだるくなってきて、「あれーどうしたんかな?腰がダルいなあ」って思ってたんです。
ばぁば:もうその時から腰の症状が現れ始めてたんでしょうねえ。
うつ伏せになれますか?
美南さん:あーお腹がベッドに付けない。ムリ!
ばぁば:お腹の下にクッションを入れてみますよ。
どうですか?
美南さん:あー これだったら何とかいけます。
⒉腰を伸ばせないのはなぜ?
腰骨から骨盤にかけての、背中側に付いてる筋肉もお腹側に付いてる筋肉も固くなっていて、動きや姿勢に合わせて伸びてくれないんだと思います。
⒊ベッドにうつ伏せでお腹にクッションを入れて治療をする
まず、全身の気、血、水の巡りを良くして体を温めるようにしました。
次に、足首から腰に向かって刺鍼しながら緩めていきました。
腰まで緩め終わったところで動かしてもらいました。
ばぁば:うつ伏せのまま腰の右側を上に挙げてくださいな。
全然挙がらないですやん。
左側も挙げてみて下さい。
少し挙がるけど、まだまだですねえ。
もう一度右を挙げて。
そのままストップです。
この姿勢で鍼を打っていきますよ次にそのまま膝を引き寄せて下さい。
股関節周りの筋肉も緩めますよ。
はい戻して、もう一度挙げてください。さっきより挙がってますね。
次に左ですよ。
ということを繰り返しました。
⒋お腹に入れたクッションを除く
ばぁば:クッションを取りますよ。
大丈夫みたいですね。
背中を反らしてみて下さい。
全然反ってないですやん。
そのまま、そのままにしといてください。
鍼を打ちますよ。
はい、反らせて。
さっきより反ってますね。
そのままにしといてね。
大分、反れるようになってきましたよ。
さあこれで起き上がって体を動かしてみましょう。
ベッドから立ち上がる時、腰を伸ばしてみてください。
伸ばせてますね。
じゃあ次に、膝を高く挙げてみて下さい。
挙がってますね。
これで普通に歩けると思いますよ。
歩いてみて下さい。
大丈夫ですね。
美南さん:膝がすごく高く挙げられます。
腰も伸ばせられるし。
あー良かったあ~。
これで普通に歩けます。
ばぁば:良かったです。
どうぞお気を付けて帰って下さい。
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