幼い時の手術が原因!?背中が辛くてたまらない
こんにちは。「ファン鍼灸院」でのビックリ、嬉しい、楽しい、幸せな治療例をお届けしている、【ばぁばは鍼灸師】のファンです
今回は、背中に鉛を背負っているみたいで辛くてたまらない、という方です。
その背中の痛みの原因と、鍼灸治療により楽になっていく様子をお届けします。
【みどりさん 53歳 公務員】
1.背中の痛みやだるさの原因が小さい時の脇の手術の影響かも!?
ばぁば:こんにちは。今日はどうされましたか?
みどりさん:何年も背中がずっとだるくて痛いんです。
病院にも行ってみたんですが、検査してもどこも悪くないと言われて。
首もずっと痛くて左右にむけません。
知り合いにこちらを紹介されて来てみました。
ばぁば:そうですか。それは大変ですね。今までに怪我や病気をしたことは?
みどりさん:右の脇から腕にかけて、結構大きな傷跡があると思うんですが、小さい時のリンパ浮腫の手術痕なんです。
ばぁば:小さい時のその手術で血の流れが滞り【瘀血】が生じてるかもですね。
(【瘀血】血液として、もはや生理的な働きをしない滞った血液のこと)
その影響で長い年月を経て、背中の痛みやだるさが出ているかも知れませんね。
治療してみましょう。
2.ずっと痛い背中の治療
まずは、不眠も1年間続いているとのことなので、みどりさんの疲労を回復させる必要があります。
それと同時に自然治癒力や自己回復力、免疫力を取り戻すために、全身の気、血、水の滞りを除き巡りが良くなるようにしていきました。
そして、下半身に鍼をして緩めていきました。
次に、首から腰まで順々に椎間(背骨と背骨の間)とその左右の圧痛点を探っていきました。
ばぁば:どうですか?痛いところを全部言ってくださいね。
みどりさん:首から背中の骨の間は全部痛いです。
それと背中は右側が全部痛いです。
みどりさんが痛いとおっしゃる背中の圧痛点と右脇の手術痕に【知熱灸】をしていきました。
(【知熱灸】皮膚上に置いたお灸に火をつけ、熱くなると取り除く優しいお灸 )
首や肩の圧痛点には鍼をしていきました。
ばぁば:終わりましたよ。どんな感じですか?
みどりさん:少し楽です。背中がポカポカと温かくて気持ちいいです
ばぁば:これで様子を見て下さい。どうぞお気をつけて。
3.吸玉で瀉血をしてみた
みどりさんが4日後に来院されました。
みどりさん:背中のだるさが全然取れません。
右の肩も五十肩になったみたいで、前に挙げるのも、横に挙げるのも痛いし、後ろにもいきません。
ばぁば:前回は初めての治療なので出来なかったんですが、今日は吸玉を使って【瀉血】をしてみましようね。
五十肩の治療もしますね。
(【瀉血】滞った瘀血を取り除くこと)
吸玉で首から背中、右脇の手術痕に瀉血をしてみました。
滞っていた瘀血が出る、出る。
ばぁば:瀉血をしてみてどうですか?
みどりさん:今、吸玉をしてもらってる時ものすごく気持ち良かったです。
ばぁば:体からいらないものが出ていってるからでしょうねえ。
瀉血の痕、鍼で首や肩を緩めました。
ばぁば:これからこのように治療していきたいと思います。
小さい時の手術の影響があるなら、少し時間がかかるかもしれません。
これで治療の後の体の変化を観察して下さいね。
その後、5日後に来院。
みどりさん:首を右にも左にも動かせるようになりました。
ほらっ!動かせてるでしょう。
ずっと痛くて全然動かせなかったんだから。
その後、5回の治療で背中のだるさも取れ、五十肩も改善しました。
みどりさんの様に、小さい時の手術の後遺症で、年齢を重ねてから、痛みや辛さが出てくる方達はよくいらっしゃいます。
そういう時には、鍼灸治療で瘀血を除き、体の巡りを良くすることで改善していくことができます
ファン鍼灸ネット
http://www.fun49.net/
すいなネット
http://www.suina.net/