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遊びの脳内物質

遊びとは

日々、仕事に追われて忙しく過ごしている方は多いと思いますが、日本人は勤勉なため、「遊ぶこと」を悪いことのように感じ、仕事を中心に考えて、「頑張らなければいけない」といった考え方を持っています。

そして、長時間労働が、疲労を生み、生産性の低下につながるという悪循環を生み出しており、人手不足が言われる世の中で、この状況は続くのではないかと感じます。

そこで、現代では、生産性を上げるためには、「遊び」の時間を作ることが大切となります。

「遊び」とは、何かというと「仕事以外の楽しい活動」のことです。


ただし、本を読んでいても楽しいと感じる人もいますし、運動をしていても楽しいと感じる人もいますので、活動内容よりも、「活動を楽しく感じること」が重要となります。

遊びの脳内物質

「遊び」で重要なのは、「活動を楽しく感じられること」が重要となります。それでは、楽しいと感じているときに脳内ではどういう物質が分泌されているかを紹介します。

1.セロトニン:安定感や幸福感に関わる脳内物質
自然の中を散歩したり、日光浴、温泉に入るなどリラクゼーションをすると幸福感が得られ、脳内にセロトニンが分泌されます。

2.ドーパミン:意欲や快感に関わる脳内物質
新しいゲームに挑戦したり、趣味の集まりに参加するなど、達成感や報酬が得られるような活動
をすると、脳内にドーパミンが分泌されます。

3.オキシトシン絆や信頼感を深める脳内物質
人と交流したり、コミュニケーションを取ったり、信頼関係が構築されるとする
と、脳内にオキシトシンが分泌されます。

4.ノルアドレナリン:興奮や緊張状態の脳内物質
ジェットコースターに乗るなどの興奮や、初めてのことへの挑戦することで、脳内にノルアドレナリンが分泌されます。

5.エンドルフィン:痛みを抑制し、幸福感をもたらす脳内物質
運動や笑うこと
で、痛みを抑制し、幸福感をもたらし、脳内にエンドルフィンが分泌されます。

つまり、リラックスしても良いですし、新しいことに挑戦しても良いですし、人と交流しても良いですし、スリルのある乗り物に乗ったり、運動や笑っても「楽しい」効果は得られます。

遊びも仕事も大切

遊びの大切さと、脳内にどういった物質が分泌されるか理解できたと思います。

残念ではありますが、現代の「仕事」は、ストレスがあり、長時間労働で、やりがいが無かったり、人間関係で悩むといったことが起こっています。

つまり、「遊び=仕事以外の楽しい活動」の中に、安定感や幸福感があったり、意欲や快感を求めたり、絆や信頼感を深めたり、興奮や緊張状態、痛みを抑制し、幸福感があるということです。
また、楽しいと感じる活動も多様化しているため、仕事では得られない楽しい活動が「遊び」の中にあると思われます。

しかし、これが、仕事の中で得られないかというと、決してそうではありません。活動が問題ではなく、活動をして楽しいと感じる脳内物質が分泌されることが重要となります。

結果として、遊びと仕事を区別せずに、様々な脳内物質が分泌される「楽しい活動」をすることが重要です。遊びの脳内物質を理解し、遊びも仕事も成功させていきましょう!

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