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対処より予防が大切

対処医療とは

対処医療とは、すでに発生した病気や症状に対して治療を行うことを目的としています。

例えば、風邪をひいたときに、病院に行って、お医者さんに症状をもらって、薬をもらって治療すると思います。これが対処医療になります。

対処医療は、短期的に問題解決をする医療となります。

予防医療とは

予防医療は、病気や健康問題が発生する前にリスクを軽減し、健康を維持することを目的としています。

例えば、定期的な健康診断やライフスタイルの改善を通じて、大病のリスクを下げると思います。これが予防医療になります。

予防医療は、長期的な視点で、問題を事前に検出するプロアクティブなアプローチをする医療です。

日本では対処医療が中心で、海外は予防医療が進んでいると言われています。

予防医療の事例

予防医療で考えられることを上げてみます。
①定期診断
 定期的に健康診断を行い悪いところを検査します。
②予防接種
 季節が来たら、インフルエンザなどの予防接種を打ちます。
③生活習慣の改善
 定期的にフィットネスに通う
 食生活を見直す
 サプリメントで栄養を補う
④メンタルケア
 職場や学校でのカウンセリング
⑤テクノロジーの活用
 スマートウォッチ、フィットネストラッカーなどを活用します。

①、②はなじみがあると思いますが、③、④、⑤となると、そこまで意識していないのではないかと思います。

実は、米国は、予防医療が進んでいますが、日本は、そこまで進んでいないためではないかと思います。日本人は、病気は「かかってしまった後に、どう治すか」を考えますが、米国は医療費も高いので「かからないように意識する」ということを考えています。

予防医療のメリット

近年、日本でも、予防医療の重要性が徐々に認識されるようになっていますが、予防医療のメリットところは下記です。

①健康を維持し、生活の質を向上させる
病気になってから治療を受けるより、予防的な行動を取ることで身体的負担や精神的ストレスが軽減されます。また、病気を未然に防ぐことで、健康な状態を長く維持できるため、日常生活や仕事、趣味を楽しむことができます。

②医療費の削減
病気が進行してから治療を行う対処医療は、治療費が高額になりがちです。一方、予防医療は、定期的に比較的低コストで済む場合が多いです。

③病気の重症化を防ぐ
病気の早期発見・早期治療により、重症化を防ぐことができまことがす。これにより、治療期間の短縮や合併症のリスクを回避できます。

対処より予防が大切

対処医療と予防医療について説明しました。

健康の話ではありますが、これはビジネスでも、同じようなことが言えます。

大きなトラブルになる顧客に限って、直前になって、大きな問題が発生し、緊急対応を迫られて、内部は疲弊し、コストがかかってしまいます。

大炎上するプロジェクトに限って、直前になって、大問題が発生し、工程が延伸し、内部は疲弊し、コストがかかってしまいます。

定期的に顧客の状況を確認したり、プロジェクトの状況をオープンにヒアリングし、問題を適切にエスカレーションすることで、大きな被害を避けることができます。「対処」より「予防」を大切にして行きましょう!

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