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条文サーフィン~裁判所法の波を乗りこなせ!!~<第31回>「(地方裁判所の)司法行政事務」
読み易さは正義!!
「読み」のハードルを下げて、
最速で法令の条文を読んで理解する
「条文サーフィン」。
「条文サーフィン」は、平面的な条文を立体的に読み込む一つの試みです。
条文サーフィン
【裁判所法】編の
はじまり、はじまり。
さて今回は、「第二十九条(司法行政事務)」です。
【裁判所法】 >「第三編 下級裁判所」>「第二章 地方裁判所」(第二十三条―第三十一条)より。
では早速、「条文構造」を意識して編集した法令の条文、その一行一行を「波」に見立てて、かるーく乗りこなす「条文サーフィン」を始めていきましょう!!
〇裁判所法(昭和二十二年法律第五十九号)
第二十九条(司法行政事務) 最高裁判所は、各地方裁判所の判事のうち一人に各地方裁判所長を命ずる。
② 各地方裁判所が司法行政事務を行うのは、裁判官会議の議によるものとし、各地方裁判所長が、これを総括する。
③ 各地方裁判所の裁判官会議は、その全員の判事でこれを組織し、各地方裁判所長が、その議長となる。
第二十九条(司法行政事務)
最高裁判所は、
↓
各地方裁判所の判事のうち
↓
一人に
↓
各地方裁判所長を
↓
命ずる。
② 各地方裁判所が
↓
司法行政事務を行うのは、
↓
裁判官会議の議によるものとし、
↓
各地方裁判所長が、
↓
これを総括する。
③ 各地方裁判所の裁判官会議は、
↓
その全員の判事で
↓
これを組織し、
↓
各地方裁判所長が、
↓
その議長となる。
(※裁判所法=令和5年6月14日現在・施行)
以上が、裁判所法の「第二十九条(司法行政事務)」です。
ここまで読んだ貴方は、読む前の貴方とはちょっと違うはず。その違いが「条文サーフィン」を続ける意味です。
ここだけの話。
「テキスト」を読んでから「条文」を読むより、先に「条文」を読んでから「テキスト」を読む方が理解がグーンと進みます。理解のカギは「先に疑問を持つこと」です。そうすることで、「テキスト」が宝物になります。
☆「読んでみようと思える六法をつくる」
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イチから条文を読まないから、
速く読めて理解できる。
それが「条文サーフィン」。
条文を"読むコツ"が自然と身につく、
紙の六法で読む前に
”読む六法”(マガジン版)をどうぞ。
<こっそり☆おまけの穴埋め問題>
[裁判所法]
〔問 題〕次の条文中の( )内には同じ語句が入る。それは何か。
第二十九条(司法行政事務) 最高裁判所は、各地方裁判所の( )のうち一人に各地方裁判所長を命ずる。
② 各地方裁判所が司法行政事務を行うのは、裁判官会議の議によるものとし、各地方裁判所長が、これを総括する。
③ 各地方裁判所の裁判官会議は、その全員の( )でこれを組織し、各地方裁判所長が、その議長となる。
〔解 答〕
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
( 判事 )、( 判事 )でした。
第二十九条(司法行政事務) 最高裁判所は、各地方裁判所の( 判事 )のうち一人に各地方裁判所長を命ずる。
② 各地方裁判所が司法行政事務を行うのは、裁判官会議の議によるものとし、各地方裁判所長が、これを総括する。
③ 各地方裁判所の裁判官会議は、その全員の( 判事 )でこれを組織し、各地方裁判所長が、その議長となる。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました!!
ではまた。(^^)/
明珠在掌(みょうじゅたなごころにあり)。