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【恋愛小説】これを愛と言うのか、忘れたいと思うのか(7)

 50歳も超えて役職もあるのに、恋愛が原因で会社を休むなんてどうかしてる。

 何も食べず、コーヒーとタバコだけで、気がつけば夕方に。

 ユキのことをどんなに怒りの感情で蓋をしようとしても、苦しくてたまらない。

 執着、憎悪、妬み…ドス黒い感情に飲み込まれる。それでもユキの側にいたい…。

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