#104「引け目」を感じないための考え方
あなたの周りに、事ある毎に自分と他人を比較して、
「自分のほうが劣っている」「自分はダメな人間だ」
とネガティブになる人、いませんか?
別にそんな事もないのに、必要以上に
自分が至らないと感じてしまう人がいます。
自分に自信がもてない状態が続けば、
仕事もプライベートもなかなか上手くいきません。
それってもったいないと思いませんか。
そこで今回は「引け目」を感じる心理や対処法に
ついてお伝えします。
1.「引け目」とは
「引け目」とは、自分と他人を比較して、
自分のほうが劣っていると感じることを意味します。
自分の理想を他人が叶えていると、
自分の力のなさを痛感して、ネガティブになる、
という状態です。
この状態が続くとどんどん自信がなくなっていきます。
ちなみに、「引け目」と似た言葉で
「負い目」という言葉があります。
「引け目」も「負い目」も、マイナスな印象を
感じさせる言葉ですが、こんな違いがあります。
引け目:他人と比較して自分が劣っている感情を表す
負い目:自分が人に助けてもらったことや、相手に
迷惑を掛けてしまったことを負担に思う気持ちを表す
「引け目」は自分視点、「負い目」は他人視点
であることを考えると、違いが分かりやすいです。
今回は「引け目」についてお伝えしますね。
2.引け目を感じやすい状況
引け目は、特に友達や同僚など
身近な人に対して感じやすいです。
なぜなら、「手が届きそうで届かない」から。
例えば、芸能人に対して、
「私はあの人よりスタイルが良くない」といって
劣等感を抱く人はほとんどいませんよね。
芸能人は別格だと思っているので、
自分と比較対象になりづらいですが、
身近にいる人たちは、手が届きそうな存在です。
手が届きそうなのに届かない。
だから余計に比べてしまいます。
✓ 周りの目が気になる
✓ コンプレックスが気になる
✓ 大きな理想がある
こんな人達は、身近な人と自分を比べやすいので、
注意が必要かもしれませんね。
3.引け目を感じたときの対処法
誰もが、多かれ少なかれ引け目を感じた経験はあるでしょう。
ただ、その際に早く気持ちを切り替えられる人、
そうでない人がいます。
そこで、引け目を感じたときのために、
気持ちを切り替える方法を順番にお伝えします。
✓ どんなことに引け目を感じるか自分を知る
✓ 思い切って弱みを見せる
✓ 自分自身を認めて褒める
✓ 長所や得意分野を伸ばす
(1) どんなことに引け目を感じるか自分を知る
どんなことに引け目を感じるのか自己分析することで、
今の自分を脱却できる可能性があります。
自己分析したあとは「自分ってダメだな」と
卑屈になるのをやめて、「どうすれば成長できるのか」と
前向きに考えてみましょう。
(2) 思い切って弱みを見せる
自分を分析して前向きに考えようと思ったけと、
ちょっと難しい…。
そんなあなたは、誰かに弱みを見せてみましょう。
何事も完璧を目指すのはすばらしいですが、
どこか近寄りがたく感じてしまうものです。
相手に思い切って弱みを見せることで、
親近感が湧くきっかけにもなります。
自分を認めてくれるような深い人間関係を
築ければ、人と比べることも少なくなります。
弱みを見せることは、引け目を感じる機会を
減らせるので、ありのままの自分を見せられる相手には
自己開示してみてください。
(3) 自分自身を認めて褒める
自分自身を認めて褒めること、はとても大切です。
自分に自信がない人は、なかなか自分を認められませんが、
誰かに自分の弱みを話すと、ほとんどの場合、
相手から「あなたのいいところ」を教えてもらえます。
あなたの信頼する人が教えてくれた「いいところ」。
これはとても認めやすいのではないでしょうか。
「自分なりによく頑張った」とまず自分を
認めてあげられるポイントを探してみてください。
(4) 長所や得意分野を伸ばす
上記(3)までやってみたら、自分の長所や得意分野を
伸ばすことを意識してみましょう。
自分が苦手とする部分に時間を割くより、
自分の得意分野を把握して、それを伸ばしていきましょう。
スキルアップに励めば、人がうらやむほどの強みになり、
結果として自信につながるはずです。
また、自分の長所をもっと伸ばすことで、
自己肯定感を高めることができます。
そうすれば自分のことを好きになり、
より豊かな人生が送れるはずです。
4.まとめ
いかがですか?
引け目を感じていると、
「自分にいいところなんてない」
とネガティブになりがちです。
しかし、他人から
「〇〇さんのこういうところ、すごいなぁ」
と思われている部分が必ずあるものです。
一生に一度のあなたの人生です。
引け目を感じることがあってもいいですが、
ずっとその場にいると息苦しくなってきます。
改めて自分を向き合って、誰かに弱みを打ち明けて、
より楽しく生きていくきっかけ作り、しませんか。
きっと、自分では気付けなかった長所を
発見できます。
今回はこれで終わりにします。
ではまた。
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