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旅行記

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旅の思い出。
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再会と約束の北海道釧路旅行

再会と約束の北海道釧路旅行

 先日、北海道に行ってきた。目的は会社員時代に一番かわいがっていた後輩に会うこと。10年ぶりの再会だ。

 10年会っていないものの年賀状のやりとりはしていた。離婚してから年賀状を書く習慣を手放し、今は受け取ったら相手に送るスタンスでいる。後輩ともそんな感じでやりとりしていた。

 いつも通りに元旦に後輩から年賀状が届いた。失礼な話、当たり障りない言葉が書かれているのだろうと思いながら読むと、大病

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カオスの美とアートの楽しさを教えてくれた軽井沢ニューアートミュージアム

カオスの美とアートの楽しさを教えてくれた軽井沢ニューアートミュージアム

絵画教室に行き始めてからジワジワとアートに目覚めている。先日の軽井沢ひとり旅でもアートに触れてきた。行ってきたのは、軽井沢ニューアートミュージアム。

今回の旅で一番行って良かった所だ。ここで一番衝撃を受けたのが、向井修二の「記号化されたトイレ」。その名の通り、記号で作り上げた作品だ。

最初に見たときは、奇抜すぎて度肝を抜かれた。このらくがきのようなものが作品になるのか、現代アートは何でもありだ

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冬でも十分美しい雲場池の魅力

冬でも十分美しい雲場池の魅力

冬の軽井沢はシーズンオフとはいえ、あまりの閑散ぶりに驚いた。賑わいがないのは寂しいが、賑わっているから魅力があるわけではない。人がいようがいなかろうがその土地の魅力は必ずある。実際に、旧銀座通りは人が少なくても建物の違いをじっくり見られ、街並みを十分に楽しめた。

旅行最終日、どうしても行きたい所へ行った。雲場池だ。地元民からはお水端、外国人からはスワンレイクと呼ばれ親しまれている。春夏は緑が美し

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冬の軽井沢で感じたひとり旅の良いところ

冬の軽井沢で感じたひとり旅の良いところ

半年ぶりにひとり旅をした。昨年の11月から2月にかけて繁忙期が続き、くたびれ果てた自分へのご褒美として行ってきた。

行ったのは人生初の軽井沢。夏の避暑地というイメージが強く、常に人がいる観光地だと思っていたが、この時期の軽井沢は雪の街で観光客が少なく閑散としている。駅前や旧銀座通りは営業している店が少ない。寂しさと物足りなさを感じる街並みだった。

しかし、人が少ないからこそ街をすみずみまで見よ

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【エッセイ】旅の醍醐味

【エッセイ】旅の醍醐味

今日から彼氏と長崎旅行。
着いて早々飲みたくて、ぶらっと立ち寄ったお店が当たりすぎた。良店だった。

魚屋直営のお店で日本酒もいろいろ。
お造りは弾力プリプリ、新鮮だからこその旨み。

うまい魚を肴にして地酒をくいっと。
いやぁうまい。至福なり。
地元の酒、食べものを味わう時間が旅の醍醐味。

旅の醍醐味はご当地グルメだけではない。
偶然に出会った人との会話も、旅だからこその醍醐味だ。

たまたま

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【エッセイ】暗闇にて

【エッセイ】暗闇にて

長崎旅行2泊目の今日はなかなかよく動いた。晩御飯の後、森とプロジェクションマッピングのコラボレーション「ISLAND LUMINA(アイランドルミナ)」へ。

自然の中に映像を映し出し、ライトアップによって神秘的な雰囲気を醸し出していた。多分、何も手を施していなければただの森。自分からは入ろうとも思わない。どこにでもあり、本来なら人を寄せ付けない森をこんなふうにエンターテイメントに変えて地域活性化

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【エッセイ】長崎は……

【エッセイ】長崎は……

長崎旅行3日目。
トリプル台風が近づく最中、やはり長崎は……雨!!!

昨日一瞬だけ晴れ間があったけれど、

今日はびっくりするくらい雨。

私が一人旅するときは大抵晴れ。むしろ、ぴーかん。

けれど、彼と行くときは雨。
今回の旅の雨も、多分彼のせいだろう。

雨の中なんて観光したくない。本来なら私もしたくない……けど、どうしても大浦天主堂とグラバー園には行きたかった。高校の修学旅行以来はじめての

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