シェア
きゃらをのnoteは時間経過とともに 大いに繁盛した ちゃりんちゃりんちゃりんと 投げ銭の音は止まらず 有料記事を書けば売れた。 カレーライスの領収書を出せば 購読してくれる人もいた。 彼は面白い話を書くだけではなく 写真とエッセイを融合して あざとく大地に寝そべったりして 少年を装い母性本能をくすぐるのもお手の物 さらにYOUTUBEから音楽を張る事で 演出効果をつくりだす。 まさにSNSの良い所を融合する 狡いやつだった。 そんなきゃらをを素敵だと思う人が増えた
俺はこれ泥棒を生業にしていて 結構な屋敷というか まぁ言ってしまえばキャッスルかな 忍び込んだんだよね だけど不気味なんだよな 何か視られているような感覚 とっととお宝ゲットしてズラかろう なんかでも奇妙な歌声が聞こえてくるな カーイカイカイッ カーイカイカイッ 誰かがどこか痒いのだろうか? そういえばこの時期蒸し暑くて 蚊も多いからな 俺もなんか背中を刺されているみたいだ ちょっと背中が痒い 意識すると物凄く痒いよ 仕方ないので少し壁の角で 背中を擦りあてていた
例えばドラえもんを見て のび太に同調した少年時代はあった だがしかし、大人になった今 変わらずドラえもんを見れば やはりのび太にシンパシーする そんな自分がいる 自分もよい歳にも関わらず のび太が祖母を回顧する話を観れば いい歳をした大人なのに 何故か自分も同調して泣けてくる そんな時にふと目に入ったチラシがあった それは、おばあさんを派遣するサービスだった 40を過ぎれば早い人では 孫ができる状態ではある 36歳でじいじと言われている仕事仲間に 戸惑ったこともある。
俺は人を深く愛さない傾向にある 20代のときにいけない関係になってからは こんなにも辛いのかという想いが 俺をそうさせたのもある つまり、恋愛観で言えば 本当に好きになってしまうと 物凄く弱くなってしまう傾向を 自らに理解してしまっているから どうしてもセーブがかかってしまう 申し遅れたが我が名はきゃらを 現在幽霊ど真ん中である。 事の経緯を説明しよう そんな俺ではあったが どうしても会話が合い 心が惹かれた女性がいた 二度と人を愛するものかと 頑な俺の心を溶かしてくれ
俺は今怒っていた 『お前の母親だろう!!』 「そうだけど・・・」 『そんなんでどうすんだよ!!』 男の子はだいたいマザコンだ まぁ大学に下宿してからは とっとと実家を離れたけども やっぱり父親よりも母親だ 生涯を寄り添うパートナーができ 思わぬ形で嫁姑問題は起こるとしても 母親というのは男の子にとっては 特別な存在であったりもする その母親が殺されたんだ 何故、復讐しようとしないのか? そう、彼は蟹で俺は栗だった。 『お前!母親が殺されたんだろう! 怒れよ!!復讐し
俺の名は一休きゃらを、トンチの利く坊主としてそこそこ知名度も上がり、将軍様に呼ばれることになったんだ。恐らくは何かしら俺のトンチを試そうと仕掛けてくるに違いない。まぁそういう人だから俺みたいななまくら坊主も陽の目を見る機会があるのかもしれないな。 「おまえが一休きゃらをか?」 『はい。』 「苦しゅうない。面を上げよ」 『はい。』 「良い面構えじゃな。早速だがなきゃら休」 チョロQみたいに言わないで欲しいが将軍様には逆らえない。さてさて、どんな謎かけが飛び出すかな?あの水墨
俺は寒村で暮らしている。この間、同じ村の娘を嫁に貰った。幼馴染でずっと俺の事を好きでいてくれたみたいだ。もちろん都会に行けばきっともっと素敵な男性はいるだろうに申し訳ない限りだ。 そして暮しも貧しいし、高地なので作物も良く育たない。商売っ気もなく手先も不器用な俺に対して、妻は良く尽くしてくれた。今年は特に酷い飢饉で正月の食材もほとんどない。だから俺は不器用ながらも笠を編み、村を降りて町に売りにでかけることにしたんだ。 不器用だけど一生懸命編み込んだ。貧しくても俺と一緒に居
俺の名はきゃらを 物心がついたときから両親はいなかった 今、田舎の村で羊飼いをしている 将来の展望もないまま 無為に日々を過ごしていて 変らない日常に不意に飽きが来たんだ どちらかというと自棄な感情がある それでこの間、オオカミが来るぞーと 嘘をついたんだよね。 そうしたら、村の皆が慌てふためいて 本当面白かった。 だからまたやってやったんだ 慌てふためく様を見て また俺は楽しんだのだけど 今回は流石に2回目だから 悪戯では許されないということで 村の有力者の家に呼ば
俺の名はきゃらを15歳になる。 この時代は自分が石を投げた距離だけ 土地を与えられた。 その与えられた大地を自由に栽培し 生計を立てる。それが15歳になる男子は 元服して行われる だから俺達はずっと 幼少期は石投げをしていた 隣国との戦争があるとき 男たちは総出で戦うのだが 屈強な男をつくるために 王様が考えた政策だ 俺には友達がいたゴガーとヒタペンだ 3人でいつも石投げをしていたが 3年前からはヒタペンは 一緒に石投げはしなくなっていた それでも石投げ意外の時は 野を
お腹が空いた。極限状態に近い 何か食べ物をと思って鹿を追いかけていたら 何処か分からない森に迷いこんだ もうだめだな動けそうにない 目の前に鳥たちが泉で水浴びをしている あれは鶴かな?鶴って喰えるのかな 最後の力を振り絞って追いかけたが 人類でもフォルムのおかしな俺が 鳥類にかなうはずもなく 遂に力尽きて気絶した もはや、ここで終わるのか・・・・ しかし終わらなかった 気づけば俺はどこかの民家にいた そして起きて周りをぼんやり見渡すと 見知らぬ男性がいた 男性は凄く優
文章で人を爆笑させるをコンセプトに書いています。無料部分でも大分笑えると思うので、そこまで読んで面白かったらスキ頂けると励みになります。通常、本編、2500字~3000字程度、イラスト5枚程度で構成してあります。 俺の前に突如謎の妖精が現れた 妖精が現れたのか先か 俺が俺になったのが先か その事は全く分からない 兎に角、俺はその妖精により 生命を与えられた ただ、人形なんだよね。 このスタイル このフォルム このつぶらな瞳 残念にもほどがある センスが無いの玩具屋の主
俺は師匠に弟子入りした 師匠とは、粘土で看板をつくる どちらかというとモニュメントかな 例えばパン屋だったらパンを粘土でつくり パン屋の店の前に配置する。 もちろん色塗りまであわせの仕事だ この時代は看板屋とかではなく 粘土でつくっていたから粘土屋と 言われていた。 昔からそういうアートな世界が好きだった 殆ど丁稚に近い状態で給与も雀の涙だが 将来を想えば俺は弟子入りしたんだ 師匠がつくった看板は 良くも悪くも物凄い評判を生むんだ ある日師匠は街一番のケーキ屋から モ
私の名はきゃらを この王国で大臣をしている 大臣として執政をしており 同時に馬鹿な王様が道を踏み外さないよに 嗜める仕事が殆どかな それなりに領地もあるけども 先祖代々良くしていただいているので 王様にたてつくなんてことは考えない けども、何不自由なく育ち 狂乱がすぎる馬鹿な王様だから世話は焼く。 出仕とか本当は止めてもらって 自分の領地でのんびりしたいのだけど そうもいかず、城で執政をしている そんなある日 不思議な洋服の仕立て屋がいて その衣服は素晴らしいと物凄い評
俺の名はきゃらを 森で猟師をいている 要するに獣を追って暮らしている この日もいつものように狩をしていた すると見かけない猟師がいる それなりに縄張りというものがあるが それでも仲間の知り合いかもしれない 下手に注意をすることもない 何より腕がよければ 別にライバルがいようが獲物には困らない だが気にはなる 遠巻きに見ていると イノシシを一発でしとめる その腕は惚れるな 格好をつけた言い方をすれば 俺たちは言葉ではない その腕が言葉なんだよ 腕前を披露されてしまえば