コミュニケーション障害を齎す『スキーマ(信念)』後編
(蛙・ω・)<てことで後編。
前回は「過去の経験がスキーマとして刷り込まれていくことで、コミュニケーションに対して苦手意識や不快感を覚えてしまい、コミュ障になるかも」って話でした。
で、パレオさんのブログを紹介してたワケですが、
トラウマのようにコミュニケーション意欲を阻む『スキーマ』を、「どうやったら回避(克服)できるの?」って話が今回のテーマです。
①発見する
■過去の嫌な会話体験を思い出してみる
マッケイ博士はこう仰ってます。
嫌な過去の会話体験から、自分が何を感じ取ってどんな感情になったのかを追体験して思い出せ。明確にしろ。
ってことですね。
このあたりに集約しそうです。
私の場合は「圧力」と「評価」が頭に残って気にしてしまいます。なので高圧的な人はとても苦手(意識をもっています)
これは似てる人もたくさんいそう。
だれでも「強い圧」や「過小評価」されて不満に思わない人はいないでしょう。
経験の濃さに差はあれど、誰しも似たような経験があるでしょう。
②行動しない
■「不快な状況でいつもの反応をしない」をやる
さっそく難関ですが、自分のトラウマに身を置くことで、スキーマを克服しようって目論見です。
例えば私なら、
「そんな考えじゃ全然ダメだよ。(過小評価)……で、どうするの? アナタは何をするの?(圧迫)」
みたいな感じでしょうか。わーマジ無理。キツい。そんな問い、今すぐ逃げたい。
で、こんな時私は「わたわたしてしどろもどろに」なってしまいます。突発的なプレッシャーに弱いんですね。
で、↑これをしない。
そして例えば↓これをやる。
「落ち着いて、深呼吸して、考える」
とか。ぶっちゃけ、「何もしない」をやる。
絶対にしどろもどろになりそうですが、なりそうになっても我慢。我慢して何もしない。
何もしないことで、いつもの反応から変化をつける訳ですね。難しいぜ……。
③価値観を明確にする
■自分の価値観を重視して行動を置き換える
マッケイ博士曰く、
とのこと。
コミュニケーションにおいて。または自分自身に関して、最も大事な価値観は何だろう? と考えてみましょう。
私は年に2回くらい『自己省察』をしますが、まあとにかく何でも良いので自分の人生において重要な価値観を真剣に考えて言語化しよう。
って感じです。
私の場合であれば最も重視しているのは『成長』なので、
「今すぐ逃げ出したいし、焦ってしどろもどろだけど、このコミュニケーションを乗り越えることで必ず大きな自己成長に繋がっていく!」
と再定義する。
て具合です。これも難しそうだけれど、しかし、実際そうでしょう。苦手な事に挑んでみる。失敗しても良いから繰り返すことで、少しずつ上手くなる。乗り越えることができる。
それは確実な自分の成長だと言えます。
みたいな事が、『③価値観を明確にする』です。
④行動する
■価値観に沿った行動を毎回やってみる
③でやるべき事は分かりました。成長のためにはコミュニケーションを乗り越える事は必須。ならばやるしかない!
しかし、人の脳はそう上手く出来ておりませんで、楽な方・安牌な方に行こうとするように出来ています。
つまり、これまでやってきた安全な『スキーマ』を選択しようとします。
だから「価値観に沿った行動を毎回やってみる」を選択しようとすると不快感に襲われるようになります。
不慣れな事は脳が拒否するんですねぇ。
運動習慣などの「絶対に良い習慣」がなかなか身に付かないのはコレのせい。
てことで、じゃあそこはどうやって回避するの? に対してマッケイ博士が推奨するのが『脱フュージョン』
『脱フュージョン』は「ネガティブな思考と自分を切り離して、否定的な感情に巻き込まれないようにする方法」
というもの。
やるべき事を選択しようとすると襲ってくる不快感を、「イヤ〜な気持ちになるけど……まあ、それはそれとして、」て感じに自分と切り離して、「価値観に沿った行動を毎回やってみる」を選択する。
これを実現させるためのテクニックです。
『脱フュージョン』にしろ『スキーマ回避の4ステップ』にしろ、反復練習が必要な地道な訓練ですが、これができれば、
苦手なコミュニケーションが自分の意志でコントロールして出来るようになる。
と考えるとめちゃくちゃ強いですよね。
生涯の武器になること間違いなしです。
最強の矛にも最強の盾にも成り得ます。
なんだかんだ、生きていく以上、人との関わりは断てませんからね……。
誇らしき盾を自らの手で掴みましょう。
と、いう感じに『スキーマ:信念』について紹介しました。
最後にもう一度、参考にさせていただいたパレオさんのブログを一覧で紹介します。
ぜひパレオさんのブログやパレオチャンネルもチェックしてどうぞ(o・ω・o)
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