【1分で読める健康習慣の科学34:『ほうれん草』は身体に良い!って言うけど何でなの?を調べてみた】
こんにちは(o・ω・o)カエルです。
健康的な食事の話をする時に必ず出てくる食品に『ブロッコリー』『ブルーベリー』『ほうれん草』『ナッツ』などがありまして、とかく栄養が豊富であることや、抗酸化作用が高かったり食物繊維が豊富であったり、身体・脳・腸内細菌にとても効果が高いワケであります。
その中で今回は『ほうれん草』のお話。
鉄分・ビタミンが豊富というのはよく聞きますが、それはほうれん草のメリットの一端でしかないワケでして、あまり知られていないメリットがあるので今回はその辺りを解説していこうと思います(o・ω・o)
□ほうれん草の基本
◆含まれる栄養素
茹でたほうれん草100g中の栄養素
・β-カロテン・マグネシウム(鉄分)・ビタミンCを特に多く含む。
・根の赤い部分にはマンガンが多く含まれている。カルシウム・マグネシウムと合わせて骨の形成に役立つ。
・旬は冬。冬と夏で含まれるビタミン量が変化する。冬の方がビタミン量は多い。
・冷凍ほうれん草は生と比較すると栄養素は落ちるが、近年の瞬間冷凍技術により低下量は軽減されている。
などがほうれん草の基本知識。
カエルのように冷凍でストックしているタイプにはとてもありがたい葉野菜です。普段からスープに入れたりサラダとして食べたり、頻繁に食べております。
□ほうれん草の抗酸化作用[カロテノイド]
前項でチラリと載せたβ-カロテンは『カロテノイド』と呼ばれる野菜に含まれる赤色や橙色・黄色の色素で、約750種類あると言われています。
ほうれん草には、[β-カロテン][ルテイン]を始め複数のカロテノイドが含まれています。
[β-カロテン]
ほうれん草には100g中3〜5mg含まれる。
ほうれん草のカロテノイドは葉身で多く、内部の葉ほど含量が高い傾向にある。
◆β-カロテンの働き
・β-カロテンは体内でビタミンAに変換され、目の神経伝達物質になる
・活性酸素を抑え動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病リスクを軽減する
・皮膚や粘膜の細胞を正常に保つ働きがあり、あわせて免疫力を高める働きもあります
・がんリスクを軽減する
また、ビタミンA・ビタミンCは抗酸化作用があり、体組織の老化を抑えるアンチエイジング効果もあります。
マグネシウムを多く含むほうれん草ですが、ビタミンCにはマグネシウムの吸収を高める効果もあるため、ほうれん草は効率よく鉄分を摂取できる野菜でもあります。
[ルテイン]
100g中5〜10mg含まれる。
ジョージア大学が行った実験では、51人の男女を2グループに分け1年間サプリメントを摂取してもらう
①1日に10mgのルテインと2mgのゼアスタキサンチン(ルテインが変化されてできる成分)を飲む
②同じ量のニセサプリを飲む
【結果】
・①グループは視覚記憶(見たものを覚える能力)が23%改善(プラシーボは12%)
・注意力が33%アップ(プラシーボは0%)
・推論能力が20 %アップ(プラシーボは-1%)
という結果になったのだそう。
ルテインは脳に多く、脳神経を守る働きがあると考えられているため、今回のような結果になったと研究者は考えているのだそう。
脳機能を改善してくれるというのはとてもありがたいですね。
いかがでしたでしょうか。
知らない情報が多くあったのではないかと思います。
栄養価が高く、多くのメリットがあるほうれん草。これは引き続きお世話になりますね(o・ω・o)皆さまもぜひ多めに摂ってくださいませ。
【参考記事】
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