#354 三浦和良さん「落選の意味 変えられる」を読んで。
日経新聞で隔週で金曜日に三浦和良さんが「サッカー人として」というコラムを連載をしています。毎回印象深いのですが、昨日掲載されたものについて、メモ。
1、どんな内容?
「落選の意味 変えられる」というコラムで、サッカー選手には試合ごとにベンチ入り18人という名の選考があることを紹介し、選考に落ちたときからが人生の山場だ、という内容です。
印象に残ったところをいくつか引用します。
ときには自分の力の及ばぬところで選考は動いていく。監督との相性、好不調のタイミング、運。だけど最終的にはそれらも自分の実力だと思って僕はやってきた。どんな人からも選ばれる選手がいる。30年前であれば誰が監督でも僕を日本代表に選んでいたかもしれない。そうでなくなったのなら、僕の実力が落ちたということ。「選ばれたい」ではなく、迷わず選ばれる対象になるぐらいでないと。
東京五輪が迫り、様々な競技で選考に道を阻まれる選手がいることだろう。4年に1度、あるいは最後のチャンスかもしれない舞台から脱落するのは、つらい。でも、落選からが人生の山場なんじゃないのかな。
選考に人生を左右されたと感じて投げ出してしまうのなら、結局、自分で人生を棒に振ることになる。そうではなく、諦めず、ちゃんと人生を組み立てていく。きつい作業だけど、はい上がれるか。
過去に起こったことは変えられない。でも起こったことの意味なら変えられる。負でしかない出来事も、頑張りようでその意味をダイヤモンドのように光らせることができる。
2、まとめ(所感)
いかがでしたでしょうか?
Jリーグの創設期の大スターだったカズさん。
その後も現役を続け、今年54歳。
高校を1年の途中で辞め、15歳でブラジルへ。そこから40年近く。
とんでもないことです。
☑️ 選ぶ人との相性なんか超えて、迷わず選ばれる対象になるぐらいになる
☑️ 選考に人生を左右されたと感じるのではなく、自分でちゃんと人生を組み立てていく
☑️ 過去に起こったことは変えられなくとも、起こったことの意味なら変えられる
過去のコラムでも一貫しているのは、「人のせいにしてもしょうがない。何も得るものはない。全ては自分次第。だから頑張る。」という姿勢です。
こういったことは、いろんな人が、あちこちに、書き散らかしていることです。
でも、40年も貫き通している三浦和良さんの言葉は、重みが違いますし、そのくせ、どこか軽やかです。
私にとっては、読むたびに、苦手な、でも、大事と思っている、
☑️ 凡事徹底
☑️ 継続は力なり
☑️ 原因は我にあり
を毎回、反省とともに再認識させてもらえる、サプリのようなコラムです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コラムの紹介でしたが、参考になれば嬉しいです。