
食生活について~移住し、初期流産を経て変わったこと~
36歳で2度の初期流産を経て、その後は妊娠の気配なしという30代後半。
冷え取りしたり、とにかく元気で健康でいられるようにとがんばってみる。
若い頃のツケか、毒だしで湿疹に悩まされたりとなかなかしんどかった時期もありました。
母親が料理好きだった影響もあり、結婚してからは、不慣れながらも
わりと手作りを心がけるようにしていましたが、更に食生活を見直すきっかけとなったお話。
※写真は我が家の夏の定番ネバネバ丼(モロヘイヤ、キュウリ、紫蘇、オクラ)納豆とキュウリ以外は庭で育てたものです。
ヴィーガンを選択する人たちとの出会い
山梨へ移住してから数年経ち、友人知人も少しずつ出来てきて、
これまでの私の生活の中にはいなかった、ベジタリアンやヴィーガンという人たちが現れた。
そうなると、友人同士の集まりで「ポットラック」でとなった時、
ヴィーガンやベジの人って、どんなご飯ならOKなんだろうかと
気になるわけです。
アレルギーではないのだし、自分で選択して食べて貰えばいいと、
動物性のものを使ったメニューを持ってくる人もいるけれど、
なるべくなら、皆が同じものを美味しく食べられるといいなと私は思う。
ただ単にお肉を使わなければイイというものでもないので、
ベジ料理のお店での料理教室に参加してみることにしたのです。
意識していないと見落としてしまうけれど、
かつお出汁も×だし、バターも×だし、
どうやってつくるんだろうか?と興味津々でした。
また、私の夫は体がとても大きく、驚くほどたくさん食べるので、
お肉を使わずに美味しいものが作れたら、
節約にもなるかなーという気持ちも実はありました(笑)
美味しいベジ料理のお店で
参加したのは、山梨のベジ料理のお店としては有名なところ。
教室に参加する前に何度か食べに行っていましたが、
ベジだからとか関係なく、とにかく美味しくて満たされるご飯。
料理教室というより、ベジ料理の会として開催されていて、
こんなメニューを教えて欲しいという希望を取り入れてくれ、
開催日程も調整してくれるので、メンバーもお馴染みさんが多く、
毎回色んなお話ができてとても楽しい料理会でした。
目からウロコのベジ料理
まずは基本的なことから
包丁を使う時の持ち方や、まな板に対しての体の位置など、
料理をするにあたっての基本的なことも教えてくれました。
デモンストレーション形式での教室ですが、
食材のカットは切り方を教わって、皆で順番にやってみます。
一物全体、身土不二、陰陽調和
教えてくれた料理人の彼女は、元々はフレンチ出身。
その後、マクロビオテックを学びお店を開きました。
彼女自身は、現在はお肉も魚も乳製品も食べませんが、
人それぞれということで、他の人には強制はしないというスタンス。
(厳格なヴィーガンで徹底していて近寄りがたい人もいる)
マクロビオテックを通して、環境問題の話題にもなり、
ミートフリーマンデーを取り入れてみよう、
という話も皆でシェアしました。
料理の会では、マクロビの基本的な考え方や、
それに基づく食材の切り方、調理の方法を教えてくれました。
ほんのちょっとしたことで、味が全然違うのです!
食材を無駄にせず使うには?食材の陰陽やそれを踏まえた組み合わせ
等々、毎回興味深い学びがたくさん。
調理が終わると、皆で食卓を囲んで感想を伝え合いながら食事して、
片付けをして、次は何を作ろうかと相談する。
出来上がったご飯も美味しくて、ほんといい時間でした。
何より、料理をする彼女の所作がとても美しくて、
食材に向き合う姿勢もとても素敵で、
美味しいご飯を生み出す人ってこういうものなのかと、
尊敬するばかり。
お肉に見立てた”もどきメニュー”も教えてもらったり、
アイディアが面白くて、もどきっぷりもさすがの仕上がり!
毎回、手書きのレシピをコピーして渡してくれるのですが、
私の料理ノートに貼って、見返して参考にしたり、
今でも大切に使わせてもらっています。
まずは、調味料を見直してみよう
本物を選ぶ
はじめに言われたこと。
『全ての食材をオーガニックにしたり、良いと言われるものに変えていくことは、金額的にも難しいかもしれない。だから、基本の調味料だけは、昔ながらの製法で作られた本物を選んでみたらどうだろう。』
選ぶ基本は余計なものが入っていないものを。
塩:精製塩ではなく天然塩を
醤油:大豆・小麦・塩で醸造されたもの
みりん:みりん風調味料ではなく、本みりん
味噌:出汁入りだったり、アルコールが添加されていないもの
砂糖:精製していないもの
酢:合成酢ではないもの
油:溶剤で抽出していないもの、圧縮絞り
そのお店は、調味料や食品も取り扱うコーナーがあり、
まずは調味料を変えてみるというハードルを低くするため、
料理の会の時だけ、20%値引きで販売してくれていました。
料理の会の時に、調味料を揃えて変えてみると、
同じように作っているのに、段違いにおいしくなったのです!
私が使っている調味料たち
選び出すとキリがないし、もうちょっと余裕があったらコレにしたいというものもあるのですが、価格と味のバランス、購入しやすさ(近所のスーパーにあるとか、パルシステムで買えるとか)を考えて落ち着いた我が家の調味料たち。
◎パルシステムでも売っているので、そのタイミングで購入しています。
◎日々使うのには手頃、近所のスーパーにも売ってる。
(本音は、井上古式じょうゆが好き)
◎美味しくて好き。これも近所のスーパーに売ってる。
◎パスシステムで1か月おきくらいで取り扱いがあるので、その時に買っています。
◎前はオーサワのごま油を使っていましたが、こちらのほうがさっぱりしていて好み。オーサワもマルホンも近所のスーパーで売っている。
◎だいたい富士酢と黒酢の2種類。近所のスーパーで売ってる。
(一番好きなお酢は老梅。自家製の柿酢や葡萄酢を使うこともあります。)
◎近所のスーパーで買えるのでこれをチョイス。
油は上の2つに加えて、パルシステムで菜種油を買っています。
たまに、マルホンの太白ごま油も使います。
お味噌は手前味噌です。
そろそろ長くなってきたので、第2弾へ続く。
次は、お家から顆粒だし、~の素がなくなったお話を。