私はある日 ドライブをしていた
お気に入りの音楽をかけて
とても楽しい時間だった
山の緑を見ようと
車を走らせているときに
持病のてんかんのせいか
その後のことは覚えてない
あれから何年経つだろう
誰も来ない谷底で
私は腐敗して行く
寄ってくるのは鳥や虫ばかり
誰か私を見つけてくれませんか
私は何もできないんです
今の私のお願いを聞いてくれますか
お願いです誰か私のポーチの中から
鏡を取って
この作品は、何回も書いていてバージョンが沢山あります。主人公になるべく苦しく無い結末にしようと書きました。
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