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クロダミヤ
2019年7月9日 02:25
真実との距離を知った時人は絶望する悲しみも、憎しみも、嘘も、過ちも、部屋の隅っこに置き忘れた不明確な現象を死ぬまで忘れないよね?ベルガモットが漂うプールが懐かしい駆け引きをやめたフラニーと変数を合わせるシャルロット空の青さを哀れんで、夜の灯を尊く感じる愛液を含んだケント紙のふやけるスピードとだから私は何も言わない見守ることもしない無駄な時間は共有しない忘れたことを悔やまな
2019年5月28日 01:19
春の声、夏の初手に霞んで聞こえたテンプレのセリフは「30度」どうやら私たちは軽々しく終わりを口にするみたいだ死の宣告のようにテレビのニュースキャスターが唱える白い肌剥き出して君はどこへ向かうの?二の腕にはピストル、首の取れた勝利の女神、誰かの罪を浄化する祈り---今日は私について話そう。ポエムと口にすると決まってバカにされる。この流れはいつから?誰が決めたの?夜にな
2019年5月20日 01:38
悲しみが残る遠い街で僕は歪んだ唄を歌っている孤独を味わう広い世界で君は誰かを蹴落としているあれからどのくらい経つの?どんな夢を見ているの?記憶の中で響いた音、君はビルゲイツのよういつもそう、君は何も知らない今も何も知らないでいる特別なことは何もないから君の為になって生きてることはできないできないから悲しみが残る遠い街で僕は歪んだ唄を歌っている孤独を味わう広
2019年5月26日 01:47
私は洞窟の中にいた。人に話すこともなく、触れ合うこともない。密事への憧れを抱き、灰になる不安に焼き焦がれる。その時が来るまで、叙情を数えるだけの部屋で。呼吸をするにも意識が必要で、1秒毎の苦しみを覚えていく。最後の日、そんなことを感じて果てたい。私は洞窟の中にいた。色の感情を知ることもなく、伝達で省いた意図を汲み取れない。馴れた手つきで触りあって、自我を狂わす匂いを
2019年5月25日 01:45
言葉を集め窓に貼り付ける外は雨、水はすぐそこまで声は水滴に触れ、地に落ちて初景を失いながら言い訳が残る音より速度、視覚から聴覚へ脳へ到達する比倫の環は現象落雷は罪の元へ証拠の限りを尽くす虚空に稲妻、されど衝撃キスより甘い惚れ剥がれた憎炎埃に蝕まれ小指の誓いを駆逐せよ偶然の焔と円の眼差し、奪うための火発狂から成る定めの剛力包囲の陣を預けた生命無限に多雨、粒子の逃げ道を
2019年5月24日 02:25
森と呼ばれる場所は、木々が立ち並び水が流れる音や匂い、日が差し込み影を創る木は、優しく茂り光の射す方へ水は、見えるもの全ての木を生かし日は、火に変わり全てを奪ってしまおうと森を蝕む、蝕む、蝕む砂漠と呼ばれる場所は、砂が一面に広がり空虚な樹海を連想させ、風は全てを受け入れる砂は、眼を死んだものとして扱う空は、人を惑わせ嘘をつくらしい風は、思考の中まで希望と絶望を運び砂漠で
2019年5月23日 03:10
愛について考えてみた人は誰かに依存することで生きていけるそれは友達なのか、家族なのか、職場の人間なのか、居心地がいいのか、利用しやすいのか、甘えられるのか愛について考えてみた拠り所は私にはない家もお金も恋人もいない遠い昔にいた気がした愛について考えてみた憎しみを押し付けて悲しみを通り越して孤独とは相容れない現象人は言う、それは愛だと手紙が届いた、それは愛だと野良猫