民主主義を蝕む「情報災害」~金の集まるデマと面白くない事実~
※note会員でない方もご購入いただけます。
月額購読マガジン『滅私公論』購読者の方はこのままお読みください。
+++++
林智裕氏は言う。
"(國神注:「情報災害」について)何故いわゆる「災害」とあえて区別しなければならないのか。それは情報が、社会を機能不全に陥らせ少なからぬ人々を殺め、時にその被害は私たちが認識している「災害」と同じかそれ以上のものになるからだ" と。
林氏は福島県出身、在住のジャーナリスト・著述家であり、上記は『「正しさ」の商人 情報災害を広める風評加害者は誰か』(2022年3月31日 林智裕、徳間書店)の一節(16頁)である。
他にも林氏は『「やさしさ」の免罪符』を出版しており、『正論』や『現代ビジネス』等への寄稿もされている。
林氏は福島県に対する風評被害・風評加害に対して真っ向から闘って来られた方であり、X(旧Twitter)のフォロワーは3万人超、精力的に活動されている方だ。
さて。
私自身、「情報災害」と呼ぶべき事象に向き合っている一人である。
私は今年で22歳、X(旧Twitter)のフォロワーもまだ約9,000人、林氏と較べれば何ら力も経験もない無名の若輩者であるが、「情報災害」と向き合っているという点は間違いがない。
私は岸田首相の支持を明確にし、事実を基に岸田政権の政策について解説を行っている。
20万字の決定版。
8万字のダイジェスト版。
其の他細々と岸田政権解説を公開しているが、上記2記事のインプレッション(ページビュー)は合わせて約三万五千程。
何故私が此の様な記事を執筆し、其れを無料で公開しているのか。
政策について事実を調べ、引用して理解を促進でき且つ誤りがない記事を選定し、20万字(一般的な書籍が10万字程)の文量を纏める行為、誤りの無い表現に留めながら8万字まで圧縮する行為は、決して楽な仕事ではない。
更にnoteには一般的なブログのような広告収入が無いものだから、サポート等を頂けない限り、上記2記事からは一切の収益が発生しないのである。
其れでも、其れでも私が此の様な活動に乗り出したのは、岸田文雄政権についてのデマが余りに多く、「此の儘では多くの人間の死へと繋がる」と感じたからに外ならない。
本稿では、「何故岸田文雄政権に関するデマが多くの人間の死へと繋がるのか」に触れた後、「情報災害が如何にして起こるのか」について考えたい。
+++++
ここから先は
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
この記事が参加している募集
國神の執筆活動は、皆様の温かい御支援に支えられております。多大な御支援に、深く御礼を申し上げます。書籍や資料の購入、取り寄せ等、執筆に必要な資金を御支援いただけますと幸いに存じます。 100円~10,000円の間で任意の金額を設定していただけます。何卒宜しくお願いいたします。