五月病をふっとばせ!リフレッシュできるおすすめポジティブ小説5選。住野よるや森見登美彦の注目作品まで!
新学期、新年度が始まった方々、五月病は大丈夫そうですか?
緊急事態宣言下、都心ではお店が日用品売り場しか開いていなかったりして、娯楽が極端に減ってますね。でも、お仕事も学校も、淡々とこなさなければいけない毎日。
明日からも「まぁ、やるしかないよな」って気持ちにさせてくれるような、適度なリフレッシュ効果のある本、読みませんか。
さらっと読める短編から、数日かけてじっくり楽しめる長編まで、お疲れ気味の心のリフレッシュになりそうな作品を集めました。
『麦本三歩の好きなもの』住野よる
『君の膵臓を食べたい』著者、住野よるさん初のシリーズもの。
図書館に勤務する、20代の女の子、麦本三歩。彼女の何気ない日常を描いた作品です。「麦本三歩は〇〇が好き」というタイトルで、1話完結型。ゆえに、自分のペースでゆるゆる読めます。
疲れているときって、正論とか、しっかり者と向き合うのしんどいじゃないですか。そういうときに、良い意味でちょうどいい。読んでいると、自己肯定感がムクムクと湧き上がってくる不思議な作品です。
『四畳半タイムマシンブルース』森見登美彦×上田誠
森見登美彦さんの小説『四畳半神話体系』と、劇作家・上田誠さんの『サマータイムマシン・ブルース』が合体した、ハチャメチャ作品。
『サマータイムマシン・ブルース』のお話をベースに、『四畳半神話体系』のキャラクターたちが登場します。
森見登美彦さんの作品が好きな方には、スピンオフのような感じで楽しめる作品だと思います。そうでない方には、純粋にハチャメチャな主人公たちがハチャメチャな展開を繰り広げる内容で楽しめるかと。
『ツバキ文具店』小川糸
2016年の作品で、ドラマ化もされたベストセラー小説です。
主人公は、鎌倉の文具店を営む鳩子。文具店のかたわら、代筆屋さんもやっていて、そこに依頼に来る人々との出会いを描いた、ほっこりで、ウルっとくる内容。
続編として『キラキラ共和国』も発売されており、こちらもおすすめ。
『七時間半』獅子文六
以前、下の記事で紹介した『悦ちゃん』の著者、獅子文六の作品。
特急列車「ちどり」が、東京から大阪に向かう社内でのドタバタ劇を描いた作品です。舞台は昭和30年代で、その頃は東京ー大阪間で七時間半かかっていたんだって。
内容としては、次から次へとハチャメチャ(この記事で2回目)な登場人物が出てきて、ずっと目が離せないの。なんか、三谷幸喜作品を見ているような感覚になります。
読み終わると、「あーおもしろかった!」って、さっぱりリフレッシュできる。
『キネマの神様』原田マハ
こちらは、じっくりと小説の世界に浸りたい人におすすめ。2021年の夏に、映画も公開されます。笑えるし泣けるし、どっしりとした読後感を味わいたい方におすすめです。
読書でリフレッシュして、上半期の締めくくりまで、元気にいきましょー!
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