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アレクサンダーテクニーク

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#無意識

なにもしない、って。

なにもしない、って。

なにもしないを
何かすることで実現しようとしちゃうんです。

ただただなにもしないだけなんですが、
ついつい、今までやっていたこととは
反対のことをすることで、
やっていない感を得ようとしたり、
なにもしないぞっ、と
ガチガチに固めてしまったり、
何にも起こっていないんだあ、と
起こっていることを無視したり、
なにか「する」ことで、
なにもしないをしようとしてしまいがちです。

別の何かをしようと

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選ぶは、いいこと。。。

選択できることがいいことだといってきましたが、
違うかもしれない。

身体の声を中心にした時、
それは選ぶなどとは違うことがあるんじゃないかなと。

自分が苦しいことをしていると、
感覚が信頼できるものになった時
身体が苦しいと聞こえてくると、
それは選択の余地なく
やめる、ということになるはずで、
苦しいという声が身体から聞こえてきた、
さて、どっちを選びますか、
ということにはならないと思うん

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刺激と反応。

刺激と反応。

刺激に対しての反応が自動的で
習慣に支配されている
ということをアレクサンダーさんは発見しました。

この場合の刺激は
自分に対してのなにかしらの入力です。

なにかをしているときに、
後ろで大きい音がした、とか、
誰かに声をかけられた、とか、
夕飯なにしようかなって考えたり、とか。

なにかをしているとき、の
なにかをしようと思うことそのものだったり。

それにどういうふうに自分は反応しているの

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全然弾けない。

全然弾けない。

続きのような、
最近の気になっていることを書いているような。

息を出し続けることができないのは、
そうすることがいいと思っているか、
もしくは、
息のことが疎かになってしまうくらいに
他の刺激が強いのか、強い刺激に対して、
そういう反応をしていることを
自分自身でわかることが必要なんです。

記事にもあるように、
言われても自分でやっていることを
わかることができないくらいに、
身についているん

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見ているものと集中。

見ているものと集中。

集中ってどんなイメージがありますか。

先日合奏練習をしている時のことです。
指揮者が来る前、
指揮者のところに近い方が
リードしてくれていて基礎的な
和音の練習をしていたんです。

練習に参加していた方は
そのリードしてくれている人の動きを
見て、その方を注視していたんだと思います。

そうすると、
音がリードしてくれている方に向かって
集まっていたんですよね。

見ているところに集中しているが

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「原因」と「結果」

「原因」と「結果」

アレクサンダーさんは
結果を原因と思い込んでいると言っています。

それはどういうことでしょうか。

この時期だと花粉症でしょうか。
くしゃみが出る、鼻水が出る。
これは花粉症が原因だと思うでしょう。
多分違います。
身体はそういうふうにして、
身体を守るようにしれくれている。
いわゆる免疫反応というやつです。

なにか自分にとって害となるものが
入ってきたから、症状として、
くしゃみや鼻水を使っ

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言葉と動き。

レッスンでの言葉。

言葉と動きってピタッと一致しています。
言葉と言ってもいいですし、
イメージと言ってもいい。
なんなら何にも考えていないつもりのこと、
無意識であってもいいです。

なにかしらの言葉やイメージやがないと
動きとして表現できません。

なにかしらものを持っています。

そのなにかしらのものが
違ってきていて、例えば、
痛みや、もっとこうしたいが
出てきているわけです。

その時

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白帯に戻れ。

白帯に戻れ。

ーーーーー以下引用

何かを身につけるのも大変だけど、
一旦身につけたものを剥がすのは もっと大変だから。

今、私 それをしている最中だけど、
もうね、本当にね、訓練してきたから自動でそっちが働いちゃうんだよ。
止められないの。

表現系のレッスンしながら剥がすのは無理だって
悟りをひらいたもん。

自分が普段やっていることに近いものだと
勝手にOSが立ち上がっちゃうんだよ。

違うことがしたい

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自分は一人じゃない。

自分は一人じゃない。

また養老孟司さんの講演での話から。

てんかんで発作が左右どちらかの脳で起こるので
脳を左右で切り離した手術をした方のエピソード。
(昔はこういう無茶なことをしたんです)
(発作が起こらない方の脳を守る目的もあったようですが)
その方が家を出ようとする時に靴下を履こうとしたんですね、
それがなかなか履けない。
ビデオを撮っていたので何をその方がやっていたのかわかるんですが、
なんとその方靴下を履い

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癖って。

癖って。

知らず知らずのうちに身につけてしまった癖。
これってなかなかに厄介で。

このかたは独学に絞ってお話しされていますが、
日常生活する上でも同じことが言えます。

独学で練習していると
いつの間にか身につけてしまった
厄介な癖、これが問題になることが多いので
できることなら専門の先生に見てもらいましょう。

こういうことをおっしゃっているのかな。

この身についてしまった癖は
自分で見つけることが難

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今までやってきたことをやめる方へ。

今までやってきたことをやめる方へ。

自分一人で正しいことや間違っていると思えていることって
よくある氷山の例えでいうと、
海面より出ている部分、表層部分でしかないんだと思います。

海面より下にある部分、これこそが向き合うもの。
しかも自分一人では自覚できないもの。
直接は自覚できないんです。

行動を通してでしかわからない。
動きとして出てきたものを通してでしかわからない。

無意識は筋肉翻訳されることで
やっと、そうかもしれない

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やった感。

やった感。

アレクサンダーさんは
考えていることが筋肉の動きとして現れるといった。

考えていることが身体の動きとして見える、ということ。
元気いっぱいの時には他人が見ても元気に見える。
不安を抱えているときには不安そうに見える。

無意識にやっていることでも、
実はある考えのもとに動かしている。

パターン化されている動き、癖とか習慣などがそれに当たる。

ある考えとある筋肉活動がセットとなっている。

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意図していない動き③ やめたいのにやってしまう。

意図していない動き③ やめたいのにやってしまう。

やりたくなくても、やらないと決めても、やってしまうこと。

歩き出すときにどちらの足から出しますか?
特に決めていなくても大体同じ方の足から出すのではないでしょうか?
いつもとは違う方の足から出すと違和感がすごいと思います。

習慣的な動きって何も考えなくてもできるようになっているから便利なんです。
考えなくてもできるので、その分他のことにまわせる。

車の運転なんかもそうですよね。
アクセルブレ

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新しいことをやるための3つの選択肢

新しいことをやるための3つの選択肢

何か新しくやってみようというものを始めるにあたって役に立つ練習です。

① やってみようという新しいことをやる
② 何もしない
③ 別のことをする

この3つを選択する時に大事なことは、はじめのうちは①をなるべく選ばないこと。やろうということを決めて、それを思いながら②や③を選ぶ。

たったこれだけです。

でも、これがなかなか深いんですよね。
一見簡単そうだしやる意味あるの?って思いませんか?

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